内容説明
安重根は明治26年から韓国全土に吹き荒れた外国人排斥運動(東学党の乱)によって“国難”に目覚め、父の挙兵に参加。義兵として戦ったが敗れ、フランス人神父の教会に匿われた。その後、筋金入りの義士になっていく。そして運命の日…。新たに発掘された写真68点と真筆などを手掛りに、処刑の謎、そして知られざる暗殺者の実像に迫る。
目次
第1章 ハルビンの風
第2章 処刑までの百四十四日
第3章 写真と真筆の謎を追って
第4章 被告を死刑に処す
第5章 書に託した日韓関係
第6章 安重根の処刑
第7章 よみがえる安重根
第8章 国家に殉じた二人