出版社内容情報
リチャード・W・バーン[リチャード ダブリュー バーン]
著・文・その他
小山 高正[コヤマ タカマサ]
翻訳
田淵 朋香[タブチ トモカ]
翻訳
小山 久美子[コヤマ クミコ]
翻訳
内容説明
ヒトも毎日の生活で、類人猿やその他の動物と同じ種類の洞察を用いている。ものごとや他者を理解する能力は、言語に先だって、手を用いた活動の中で始まった!それはいかにしてか。ヒトの認知が他の動物よりもはるかに進んでいるのはなぜか。比較認知科学の証拠から解き明かす、洞察する能力の進化。
目次
はじめに―洞察とは何か、なぜその進化に関心をもつのか?
なぜ動物は認知的なのか―動物行動を認知的に説明する必要性
はじまりは音声だった―サル類と類人猿の音声コミュニケーション
大型類人猿における身振りコミュニケーション―意図して特定の受け手に向ける
他者の理解―他者が見るもの、知っていることへの反応
社会の複雑さと脳
他者からの学習―文化的知性?
心の理論―他者が世界についてどう考えているかを理解する
かなめの論点―社会的能力から技術的能力へ
物理的世界についての知識〔ほか〕
著者等紹介
バーン,リチャード・W.[バーン,リチャードW.] [Byrne,Richard W.]
1975年ケンブリッジ大学の認知心理学で学位を取得、1979年よりアフリカでヒヒのフィールドワークを開始、その後もチンパンジー、ゴリラの観察を続ける。セント・アンドリューズ大学心理学・神経科学部教授を務め、名誉教授。著書には翻訳されたものとしては、『考えるサル:知能の進化論』(大月書店)(1997年度イギリス心理学会ブック賞)などがある
小山高正[コヤマタカマサ]
1979年大阪大学大学院文学研究科単位取得満期退学、お茶の水大学助手、川村学園女子大学講師を経て、日本女子大学人間社会学部心理学科教授
田淵朋香[タブチトモカ]
2000年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了、2003年日本女子大学大学院人間社会研究科単位取得満期退学、日本女子大学人間社会学部心理学科講師
小山久美子[コヤマクミコ]
1989年日本女子大学大学院文学研究科英文学専攻単位取得満期退学、川村学園女子大学講師を経て、川村学園女子大学文学部国際英語学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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