出版社内容情報
ブックオフがナンバー１企業になれた理由から、希代の繁盛店「俺のイタリアン」の誕生。その根本には、稲森和夫氏の教えと学び、「利他の精神」があった。
目次
第１章 空前の繁盛店、「俺のイタリアン」誕生
第２章 ２勝１０敗の事業家人生
第３章 ブックオフがＮｏ．１企業になれた理由
第４章 稲盛和夫氏の教えと、私の学び
第５章 「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」は進化する
第６章 「物心両面の幸福を追求する」決意表明
第７章 業界トップとなり、革新し続ける
著者等紹介
坂本孝［サカモトタカシ］
１９４０年５月生まれ、山梨県甲府市出身。オーディオ販売や中古ピアノ販売などいくつかの事業を経て、１９９０年５月、「ブックオフ」を創業（１９９１年８月、ブックオフコーポレーション株式会社を設立）。１６年間で１０００店舗まで拡大し、書籍業界の流通に革命をもたらした。２００９年１１月、ＶＡＬＵＥ ＣＲＥＡＴＥ株式会社を設立し、飲食業に参入。２０１１年９月、東京・新橋に「俺のイタリアン」をオープン。大繁盛店となり、その後、同様のコンセプトで「俺のフレンチ」や、和食バージョンを展開（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miyoshi Hirotaka
55
競争優位性は卓越した技術や世紀の大発明からだけ生まれるものではなく、ありふれたものの組み合わせからも生じる。何をどう役立てるかは、天の時、地の利、人の和。人は誰でもその可能性を持っている。事業成績は2勝10敗、12戦目のブックオフでやっと成功。69歳で未経験の飲食業へ進出。背中を押したのは、メンターと仰ぐ稲盛和夫のJAL経営再建への着手。師匠が現役なら弟子に引退はない。誰にでもできそうな差別化を誰にも負けない「利他の心」で行う時、圧倒的な競争優位性を生む。青春は若き精神の中にこそあり、若い肉体ではない。2014/09/18
morinokazedayori
54
★★★★★面白かった。著者はブックオフや「俺の～」シリーズの飲食店を立ち上げた社長。固定観念を捨てて面白いと思うことを取り入れ、他が追随できない圧倒的な参入障壁を作って競争優位性を保つことで、ビジネスを成功させる。お客様はもちろん、バイトを含めた社員とその家族みんなが幸せになれるしくみをつくるという理念に共感。「死ぬまで社長についていく」と心から思っている社員の多い、素敵な会社だ。2016/03/31
おいしゃん
43
ブックオフの創設者と、俺のイタリアン創設者が同じだったとは。成功した理由はビジネスプランにあった、というのはわかったが、従業員にかかる負担は相当なものと思われる。巻末の従業員たちの声も、洗脳されている宗教団体メンバーのような匂いがする。2018/07/23
あちゃくん
37
友人から原価率88％でも利益が出る飲食店があると聞いて、興味を持って手にとった一冊。ブックオフを創業し、今新たに俺のイタリアン・俺のフレンチという高品質・高回転の業態の飲食店を立ち上げている坂本さんが書かれています。食材に”じゃぶじゃぶ”お金をかけていいっていうんだからすごいよなぁ。失敗にめげず前に向かっていく坂本さんの姿勢がとても熱いです。こういう人だから、稲盛さんを始め、周りの人の縁に恵まれるんでしょうね。あとがきに、更にもう一つぐらい事業を立ち上げたいなんて言えちゃう72歳、かっこいいです。2013/06/10
Ｂ.Ｊ.
24
著者は、ブックオフ創業者！ 視点が違うわけだ♪2014/03/16
