新しい詩人
カナシヤル

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  • サイズ A5判/ページ数 112p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784783721635
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0092

目次

かみさまと花豆(ひかりの先;あまのがわ;発症;訣決の明け方;波打ちぎわの悲劇 ほか)
素晴らしい日々(しゃくやくの花;名も無き鳥;潜在する病い;素晴らしい毒、声をあげては;運動会 ほか)

著者等紹介

三角みづ紀[ミスミミズキ]
1981年鹿児島県生まれ。2004年、現代詩手帖賞受賞。2005年、詩集『オウバアキル』にて中原中也賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Roy

18
★★★★☆ 相手とのつながりを訝り、破壊し、再度接着させていく行為に、そこはかとない孤独を感じてしまう。安易に人と人とはつながれないし、そのつなぎ目もすぐほどけるとも限らないことを、詩人は自身の変革から逃避し、故意に受容しないでいるのだと思う。その先に何があるのですか?だからとても寂しい。2009/06/07

RYOyan

15
平易な言葉でも、時々ドキッとする組み合わせで、その痛みを感じる。2016/10/12

新田新一

7
現代の日本を代表する詩人三角みづ紀さんの2つの詩集が、収められています。「ゆきずりの生々しさ/裏返るふたつの舌/結末は躊躇して」(「ひかりの先」より)こんな感じの詩が続くので、理解するのは簡単ではありません。でも、作者が言葉にならない想いを伝えようとしているのは、よく分かります。作者の詩を読むことで、自分の心の深いところも変わるのを感じます。それが現代詩を読む喜びだと思います。主に若い女性の生き辛さが表現されており、それは今の日本で生きる者にとっては、無縁なことではないと感じました。2023/09/17

1
難しい(>_<)けど、20歳を越えても、学校という題材を詩に組み込む作者を、少し妙に感じる。いまを生きていない感じがする。Coccoさんをもっと文学的にした感じの詩ばかりだけど、そのうち彼女みたいに優しいものも書いてほしい。2013/04/22

k

1
三角さんの詩集の中では、やっぱりこれがいちばん好き。2012/08/16

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