出版社内容情報
真夏のある日。不思議なキツネに誘われて、子どもたちはとうもろこし畑をぬけて宝島をめざします。「かむぬい とまふい しむらっぷ」と風を呼びながら・・・・・・。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーちゃん
29
暑い暑い夏の日。木で眠る男の子の夢の話。不思議な呪文?が耳に残りました。2021/06/16
seacalf
28
まさに夏の日の風が見開きいっぱいのページにそのまま見える絵本ですぞ。あついあつい夏の日にとけそうにしているぼくの前にあらわれたきつねが教えてくれた「かむぬい とまふい しむらっぷ」という不思議な言葉。勢いのある絵に没頭して風を感じながら読んでいると、つい口にしたくなるはず。「かむぬい とまふい しむらっぷ」2019/07/26
遠い日
10
山崎優子さんの絵本、大好きなのですが、寡作の上蔵書を持っている図書館も少ない。あとの著作は他館リクエストで読もう。期待に違わないいいお話でした。溶けそうに暑い夏の日のひとこま。夢のような儚げな記憶。夏の音、夏の色、繰り返される「かむぬい とまふい しむらっぷ」のオノマトペ。葉の鳴る音は風の音。五感の交歓が想像をリアルな世界へといざなう。あぁいいなぁ。体いっぱいの夏。2017/12/05
おはなし会 芽ぶっく
5
身体いっぱいに夏を感じられるのは子どもの特権な気がする。全身で夏を感じて欲しい!きつねが教えてくれた呪文、そんな不思議な出来事も夏ならでは。2019/05/31
kazu_tea
5
晴れた夏の午後は、風の強まることが多いなぁと感じていたのですが、" かむぬい とまふい しむらっぷ " なのですねぇ…。 風の音や肌触り、水しぶきの感触を感じられ、清々しい気持ちになれる不思議な夏のお話でした。2011/08/25