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イースト新書
1984年の歌謡曲

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  • サイズ 新書判/ページ数 279p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784781650807
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0230

出版社内容情報



スージー鈴木[スージースズキ]
著・文・その他

内容説明

「田舎」と「ヤンキー」を仮想敵にした“シティ・ポップ”―バブル経済前夜、1984年は日本の歌謡曲においても大きな転回点だった。70年代から始まった「歌謡曲とニューミュージックの対立」は、「歌謡曲とニューミュージックの融合」に置き換えられた。同時に、「シティ・ポップ」=「東京人による、東京を舞台とした、東京人のための音楽」が誕生。それは都会的で、大人っぽく、カラカラに乾いたキャッチコピー的歌詞と、複雑なアレンジとコードを駆使した音楽であり、逆に言えば、「田舎」と「ヤンキー」を仮想敵とした音楽でもあった。1984年、それは日本の大衆音楽が最も洗練されていた時代―。

目次

第1章 1984年の歌謡「曲」(安全地帯『ワインレッドの心』;わらべ『もしも明日が…。』;中森明菜『北ウイング』 ほか)
第2章 1984年の歌謡「人」(作曲家オブ・ザ・イヤー;作詞家オブ・ザ・イヤー;編曲家オブ・ザ・イヤー ほか)
第3章 1984年の歌謡「界」(歌謡曲とニューミュージックの融合;「シティ・ポップ」の誕生;チェッカーズという「違和」 ほか)

著者等紹介

スージー鈴木[スージースズキ]
1966年大阪府東大阪市生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。音楽評論家、野球文化評論家、早稲田大学スポーツ科学部講師として活動。音楽評論の領域としては、昭和歌謡から最新ヒット曲まで、邦楽を中心に幅広い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポップノア@背番号16

69
BS12チャンネルの「カセットテープ·ミュージック」で著者を知り購入。1984年は私がお小遣いでレコードを買い始めた年。45歳以上なら間違いなく楽しめます。前年に発売されたヤマハのデジタルシンセサイザー「DX7」の登場により、格段に洗練され「シティポップ」と称された楽曲達。以前よりキラキラ度が増した印象です。個人的には杉山清貴&オメガトライブの「君のハートはマリンブルー」が1番ですが、安全地帯も好んで聴いてました。陽水さんの「いっそセレナーデ」も懐かしいなぁ。でも世の中的にはチェッカーズ一色でしたけどね。2019/07/30

Isamash

31
スージー鈴木著作。1984年ヒット曲を歌手のみあらず作詞家、作曲家、編曲家も含め言及。登場する歌い手は松田聖子、中森明菜、小泉今日子、薬師丸ひろこ、原田知世、チェッカーズ、アルフィー、安全地帯、吉川晃司、サザンオールスターズ、井上陽水等。ユーミン作曲「Woman Wの悲劇より」を傑作と評しているが、具体的理由をCm調からBm調への転調及びコードの9th音使用による浮遊感と松本隆による死を連想させる歌詞と明記し具体的で分かりやすかった。「優しさに包まれたなら」を実験的挑戦としておりコード進行を再確認し納得。2023/12/17

ライアン

25
これはハマった!。1984年、チェッカーズ、安全地帯、吉川晃司の登場、アイドルの覇権は松田聖子から中森明菜に移り、歌謡曲とニューミュージックが融合しシティポップと呼ばれ、後のJ-POPにつながつエポックメイキングな年。1984年、それはちょうど自分が高校に入学した年、クラスに一人はフミヤの髪型を真似た奴が必ず一人はいた時、その頃自分は洋楽を中心に聴いてたので、そんなに歌謡曲は聴いてなかったけど、どれも知ってる曲ばかりで今改めて聴いても良い曲ばかりである。あの頃、教室の片隅で友人とよく歌っていた2017/06/04

五月雨みどり

14
私の青春ですかね。自分の印象とあまり変わらなく、目新しい発見が無かったのが残念。2017/10/11

ぷくこ

9
タイトル通り「1984年のヒット曲」についてひたすら書き連ね、新書1冊ぶんになっているというすごい本。この本がすごいのは、それがちゃんと読んで面白いこと。1984年というのは著者によればそれまでの「歌謡曲とニューミュージックの対立」が、「歌謡曲とニューミュージックの融合」に置き換えられた年。同時代を生きた世代として、なるほどと実感。チェッカーズの登場の鮮やかさが記憶にある世代には、とても面白く読めるだろう。 2017/10/29

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