出版社内容情報
◆第六句集
灌佛や今日も甘露の日が注ぐ
時間は私の体を通り過ぎてゆき二度と帰ることはないが、四百…◆第六句集
灌佛や今日も甘露の日が注ぐ
時間は私の体を通り過ぎてゆき二度と帰ることはないが、四百句の中にその時々の私の心が収められているのだ。
今は四百句ほどの俳句に感謝している。
(あとがきより)
◆自選十句
虹立ちて虚空に菩薩ゐるごとし
極楽の天に犇く石鹸玉
春の蝶大佛殿の扉より
向日葵に御座す大日如来かな
碧落を華厳の瀧の散華かな
輪廻より解脱を果たす蝉の殻
涅槃図を弟子になりきり見上げけり
万物に宿るいのちや花祭
盛者必衰盛者必衰蝉時雨
灌佛や今日も甘露の日が注ぐ
第一章 菩薩 平成27年(二〇一五) 5
第二章 大楽 平成28年(二〇一六) 35
第三章 観音 平成29年(二〇一七) 85
第四章 灌佛 平成30年(二〇一八) 123
あとがき
大関靖博[オオゼキヤスヒロ]
著・文・その他
内容説明
第六句集。
目次
第1章 菩薩―平成27年(二〇一五)
第2章 大楽―平成28年(二〇一六)
第3章 観音―平成29年(二〇一七)
第4章 潅佛―平成30年(二〇一八)
著者等紹介
大関靖博[オオゼキヤスヒロ]
1948年千葉県生れ。1960年市川中学にて能村登四郎と出会い俳句を始める。「馬醉木」・「沖」に投句。水原秋櫻子・能村登四郎・福永耕二に師事。2003年俳句雑誌「轍」を創刊。高千穂大学名誉教授・兼任講師、日本文藝家協会会員、俳人協会会員、福永耕二顕彰会理事、「轍」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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