目次
1 リズム運動はなぜ必要なのか?―発達研究の立場から子どものからだで気になっていること(姿勢の悪い子どもが増えている;土踏まず未形成の子どもが増えている;転んだときに手をつかない子どもが増えている;からだの問題は手の不器用さにもつながる)
2 リズム運動に対するさまざまな意見(リズムは、「表現」か「あそび」か「運動」か?;リズム運動は「系統発生を繰り返す」ためのものか)
3 リズム運動の実践(リズム運動の動きとポイント;リズム大好き!)
4 リズム運動で育てたい子どもの力(手と足、右と左の協応を育てる;抗重力筋を育てる;「足の第1趾(親指)の蹴り」と「踵の支持力」を育てる
「首の立ち直り反応」「保護伸展反応」を育てる
脳の働きを育てる)
5 楽しいリズム運動のために(動きの「狙い」を明確にする;保育者自身がリズム運動を楽しむ;日課の中にリズミカルに位置付ける;子どもの気持ちを理解する)
著者等紹介
丸山美和子[マルヤマミワコ]
佛教大学・社会福祉学部社会福祉学科准教授。広島大学教育学部卒業、大阪教育大学大学院修士課程修了後、東大阪市教育研究所研究主事として発達相談・研究に従事。1998年から、佛教大学に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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浅葱@
15
久々に保育のための本をしっかり読んだ。「きちんと踵を上げたしゃがみ方が出来るかどうかで遊びの質が変わってくる」が納得できた。遊びと生活の土台作りとしてのリズム運動のとらえ。つま先と踵を育てる大切さがわかりやすく展開されていて学び直せた。保育をする側も何故するのか?何が大事なのかに踏み込む時代になっていると思う。その上で子どもたちが楽しく取り組める課題活動を広げるのが保育なんだなぁ。大人も、めあてや道筋が見えれば取り組みやすいよね。その支えになる内容でした。2013/10/06
すみさ
1
保育士向けだが、最初の方は「はいはい」の重要性などわかりやすく、役立つ。2010/08/01