出版社内容情報
Produce or Die!
昭和30年代後半、エロ映画と蔑まれた
ピンク映画創生期、
監督として『甘い罠』を引っさげて
彗星のように現れた若松孝二。
昭和40年、映連(日本映画製作者連盟)の知らぬ間に、
ベルリン国際映画祭に出品された
映画『壁の中の秘事』(若松プロ第一作)が、
「日本の恥」「国辱映画」と罵倒されたが、
日本映画界には、センセーションを巻き起こした。
「若松映画」は表紙はピンクだが、中味は「性と暴力」
「反権力・反社会」を色濃くした映画。
安保闘争、学園紛争という政情不安のなか、
若者や学生に支持され、
『犯された白衣』『性の放浪』『理由なき暴行』などを発表。
そして若松は「ピンク映画の黒澤明」と呼ばれた。
その「若松孝二」がいかにして誕生したのか、
知られざる秘話を綴る。
プロローグ
第一章 昭和三十二年のはじまり
第二章 それぞれの道
第三章 若松プロから都落ち
エピローグ
参考文献
弥山 政之[ミヤマ マサユキ]
著・文・その他
内容説明
Produce or Die!「安保闘争」「学園紛争」の政情不安のなか、表紙が「ピンク」で中味は「反権力」の若松映画は、若者たちに熱烈に支持された。製作者でかつ監督である「若松孝二」はいかにして誕生したのか、その秘話を明かす。
目次
第1章 昭和三十二年のはじまり
第2章 それぞれの道
第3章 若松プロから都落ち
著者等紹介
弥山政之[ミヤママサユキ]
1941年、広島市生まれ。4歳時に被爆。高校中退し、俳優を目指し映画界に入る。「東北新社」「香港ショウ・ブラザーズ」「若松プロ」「石原プロ」等で製作進行や製作主任を務める。フジテレビ放映ドラマ『ガラスの階段』等のプロデューサー。1981年、月刊誌を創刊(30年間発行)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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