出版社内容情報
「記紀」他古文献に依拠し、古代氏族の系譜を重視しながら、饒速日氏族の動静とヤマト王権の生誕から律令国家成立前まで相即的に行動した物部氏族の動向を追跡。神武初期政権を経済的・軍事的にバックアップした物部氏族の姿。
●収録目次
序 文
第部 弥生社会のすがたと氏族の東遷
第一章 弥生時代の到来と北九州の文化
第二章 古代文献・伝承の史実性
第三章 饒速日命の東遷
第四章 神武大王の東遷
第五章 倭国大乱と邪馬台国論
第六章 神武大王政権の経済的基盤
第七章 日本古代史の年代論
第八章 三世紀の畿内の現状
第九章 三世紀のヤマト王権と物部氏
第部 物部氏族とヤマト王権
第一章 三世紀の物部氏とヤマト王権
第二章 四世紀の物部氏とヤマト王権
第三章 五世紀前半の物部氏とヤマト王権
第四章 五世紀後半の物部氏とヤマト王権
第五章 六世紀の物部氏とヤマト王権
第六章 七世紀前半の物部氏とヤマト王権
第七章 七世紀後半の物部氏とヤマト王権
第八章 七世紀後半から八世紀の物部氏と
ヤマト王権
第部 物部氏の職掌と全国展開状況
第一章 物部氏族の範囲と分類
第二章 物部氏の職掌・職能
第三章 物部氏族の経済的基盤
第四章 国造本紀にみる物部氏
第五章 物部氏を祀る神社
第六章 「倭名類聚抄」所載の物部郷
第七章 古代史料に表れたその他の物部氏
第八章 物部氏族と他氏族との比較
第九章 物部氏関係の古墳
あとがき/参考文献
内容説明
「記紀」ほか古文献に依拠し、古代氏族の系譜を重視しながら、饒速日氏族の動静とヤマト王権の生誕から律令国家成立まで相即的に行動した物部氏族の動向を追跡する。
目次
第1部 弥生社会のすがたと氏族の東遷(弥生時代の到来と北九州の文化;古代文献・伝承の史実性;饒速日命の東遷;神武大王の東遷;倭国大乱と邪馬台国論;神武大王王権の経済的基盤;日本古代史の年代論;三世紀の畿内の現状;三世紀のヤマト王権の物部氏)
第2部 物部氏族とヤマト王権(三世紀の物部氏とヤマト王権;四世紀の物部氏とヤマト王権;五世紀前半の物部氏とヤマト王権;五世紀後半の物部氏とヤマト王権;六世紀の物部氏とヤマト王権;七世紀前半の物部氏と〈〉と王権;七世紀後半の物部氏とヤマト王権;七世紀後半から八世紀の物部氏とヤマト王権)
第3部 物部氏の職掌と全国展開状況(物部氏族の範囲と分類;物部氏の職掌・職能;物部氏族の経済的基盤;国造本紀にみる物部氏;物部氏を祀る神社;「倭名類聚抄」所蔵の物部郷;古代史料にあらわれたその他物部氏;物部氏族と他氏族との比較;物部氏関係の古墳)
著者等紹介
守屋尚[モリヤヒサシ]
1929年岐阜県本巣市上真桑(旧本巣郡真桑村)生まれ。1946年県立本巣中学校卒業。1952年東京商科大学(一ツ橋大学)卒業。同年東京海上火災保険(株)入社。船舶保険営業に従事、部店長を経て1984年退社。同時にホーチキ(株)入社、役員を経て1997年6月退職。1996年「古代史教養講座」入会。現在理事。横浜市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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