出版社内容情報
バルカン地域と関わっておよそ半世紀、日本におけるバルカン学のフロンティアによる旧ユーゴスラビアを中心とした歴史、文化、文学についての論考・研究・エッセイをまとめた書。NHKラジオ深夜便の“自伝的”インタビュー収録。
内容説明
バルカン学の泰斗、半世紀におよぶ軌跡と仕事の全貌!日本におけるバルカン学のフロンティアによる旧ユーゴスラビアを中心とした歴史、文化、文学についての論考・研究・エッセイをまとめた書。NHKラジオ深夜便のインタビュー「我、バルカンとの架け橋とならん」も巻末に収録。
目次
第1部 歴史と文化(ユーゴスラビアの歴史と文化;日本とユーゴスラビアの文化交流;ドゥシャン大帝とマルコ王子の伝説 ほか)
第2部 文学をめぐって(ニェゴシュ再興;山の花環;ユーゴスラビアの民話 ほか)
第3部 バルカン逍遙(サラエボ再訪;バルカンの放浪者たち;ドブロブニクとの付き合い方 ほか)
著者等紹介
田中一生[タナカカズオ]
1935年北海道美唄市生まれ。早稲田大学第一文学部露西亜文学科を卒業後、62年政府交換留学生としてベオグラード大学哲学部美術史科に学ぶ。68年に帰国後、津田塾大学、千葉大学、創価大学で講師を務めるほか、出版社勤務、市民講座の講師などを通してバルカン地域の啓蒙紹介を広く行う。2006年にはそれらの業績と訳業に対し、当時のセルビア・モンテネグロ国より、勲二等ブーク・カラジッチ勲章を授けられた。2007年3月9日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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