出版社内容情報
東西妖怪絵の集大成となる1冊!
異色の児童書として一世を風靡した水木しげるの入門百科シリーズ。いまや国民的作家として知られる水木先生のもうひとつの偉業となるシリーズを親子世代に向けて新装版で刊行します(「世界の妖怪100話」1981年刊)。
人魚、小人、一つ目などの著名妖怪から、人間鮫、首ぬけ男、ローレライ、夜行遊女など、知られざるユニークな妖怪がワールドワイドに大集合。著者のライフワークでもある東西妖怪絵の集大成となる1冊!
内容説明
妖怪の仲間は世界にたくさん。人魚、小人、一つ目などの著名妖怪から、人間鮫、首ぬけ男、ローレライ、夜行遊女など、知られざるユニークな妖怪を悪魔くんが大招集!
目次
ドモボイ
ピグチェン
サシ・ペレレ
夢魔モーラ
アイルランドの妖精
不吉虫
カント
ブルロン
人間鮫
首ぬけ男〔ほか〕
著者等紹介
水木しげる[ミズキシゲル]
1922年生まれ。鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争時激戦地であるラバウルに出征し、爆撃を受け左腕を失う。復員後紙芝居画家となり、その後、貸本漫画家に転向。1965年「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で第6回講談社児童まんが賞を受賞。代表作に『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』などがある。1991年紫綬褒章、96年日本漫画協会文部大臣賞、2003年旭日小綬章を受賞。2015年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りゅりゅ
3
要はネタの偏った昔話集なので、昔なつかしおもしろい。貧乏神の話が3回も出てきて、しかも出どころが全部ロシア。この国どんだけ貧乏神に憑かれてるの。『死者の媒介』の挿絵がめっちゃくちゃ怖い。わりといい話のはずなんだけれど、女性の顔に宿る生々しい邪悪さには震えてしまうし、それでいて目を反らせない。 2019/10/28
はみ餅
1
ただでさえ共感しづらい昔話に水木しげるのアレンジが入っていつもにも増してわけのわからない感じに。好き。2022/03/08
ヒロモ
0
図書館より。7歳2ヶ月息子、母ちゃんにところどころ、読み聞かせてくれる。母ちゃん、どれがいい?って訊いて頂いても、なんてお答え申し上げるのが正解だったのか…。しかし、なんで人間の男は国を問わず、妖精やら妖怪やら娶られるのでしょう…2021/03/20