出版社内容情報
京都を知って訪ねる歴史探訪・地図帖
千年の都「平安京・京都」を豊富な地図を使って、歴史的なポイントや事件の背景を紹介する歴史探訪地図帖です。京都の歴史散歩が楽しくなる、おすすめの探訪コースを掲載。
・千二百年前の「平安京」と現代の「洛中」を鳥瞰図で比較する、四神に守られた「風水地図」や平安の闇を彩る「五山の送り火地図」。都の大路小路をめぐる魂鎮めの三大祭り「葵祭」「祇園祭」「時代祭」の巡行地図など多彩な地図を掲載。京の鬼門を守る「延暦寺」、この世の浄土を再現した「平等院」など古寺・名刹を紹介する頁《古寺を訪ねる》は、詳細な境内図付で実際の拝観にとても便利。
・地図を読み解くことで、新しい「京都」の歴史が見えてきます。
・訪ねる時期の参考になる祭りや年中行事を紹介します。
目次
千年の都の光と影(桓武天皇が二度も求めた「永遠の都」への遷都;四神に守られた平安京生まれる ほか)
平安貴族の歴史舞台(恋する貴族たち 王朝文学の都;最古にして、最も魅力的な京都ガイドブック『源氏物語』 ほか)
寺のまち京都と名僧たち(庶民を苦しみから救った名僧ゆかりの古寺;古寺を訪ねる―念仏が響きわたる法然上人ゆかりの知恩院 ほか)
華ひらく室町文化(日本美の原点となった北山文化と東山文化;古寺を訪ねる―3代将軍足利義満が贅を尽くした金閣寺(鹿苑寺) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
田中峰和
4
桓武天皇の遷都以来、千年続いた平安京・京都をカラフルな地図を使い、歴史的なポイントや事件の背景を紹介してくれる。記憶だけを求める教科書と違い楽しく学べる知的絵本のような一冊。桓武天皇が権力掌握のため尽くした権謀術策は、その後、天皇の外祖父として政権を確立した藤原道長以上にえげつない。葵祭、祇園祭、時代祭の三大祭りと五山の送り火は、御霊鎮めの行事だが、全て中止となった。本来疫病や災害を治めるための行事なのに、コロナで中止となるのは何とも皮肉で悲しい。Withコロナを余儀なくされ、行事の復活はあるのだろうか。2020/07/27
及川まゆみ
2
森見登美彦さんの小説を読んでいて、街の様子をもっと知りたくて地図を探していて行き着きました。祇園祭の山鉾の位置がわかったのは良かったです。2015/06/02
やすにぃ
1
⭐️⭐️2021/09/26
Naoki Maeda
1
京都の歴史を知りながらその場所を地図で確認できるところが面白い。 行ったところも周辺で見落としたことが分かるので新たな発見があります。2017/09/29
Toru Fujitsuka
0
京都旅行のお供にした 普段なら内容が頭に入らないことも現地だと理解しやすかった2020/11/01