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漫画が語る戦争 〈戦場の挽歌〉

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  • サイズ B6判/ページ数 455p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784778032562
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0079

出版社内容情報

戦場の真実を知り平和を訴える名作漫画集

平和の尊さを「戦争を知らない若い世代」に伝えるため、戦争をテーマにした短編マンガを集成。「戦士たちの挽歌」は戦場や軍隊を舞台にしたマンガを集成します。著者自身の戦争体験を描いた水木しげるの『敗走記』、夫を戦場で失った女性の悲劇を描く白土三平の『泣き原』、戦後間もなく東条英機暗殺を企てたテロリストを描くかわぐちかいじの『一人だけの聖戦(「テロルの系譜」より)など、戦争の恐ろしさや、戦争の愚かさを描いた作品を多数収録します。

敗走記(水木しげる)死者の行進(楳図かずお)、真空地帯(滝田ゆう/野間宏原作)、噺家戦記 柳亭円治(古谷三敏)、イカロスの飛ぶ日(新谷かおる)、砂の剣(比嘉すすむ)、手紙・敬礼(立原あゆみ「銀翼―つばさ―」より)、『マルクウ』兵器始末(湊谷夢吉)、一人だけの聖戦(かわぐちかいじ「テロルの系譜」より)、泣き原(白土三平)、若竹煮(倉田よしみ「味いちもんめ」より)

水木 しげる[ミズキ シゲル]
著・文・その他

かわぐち かいじ[カワグチ カイジ]
著・文・その他

白土 三平[シラト サンペイ]
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

40
戦争漫画アンソロジー。以下雑感→●野間宏の長編小説『真空地帯』を、あの滝田ゆうが短篇漫画にしているとは!内容もわかりやすく面白い。子供の頃、藤子不二雄Aの『黒ベエ』にあった軍隊式いじめは、『真空地帯』が元ネタだったのか。●今頃気付いたが、新谷かおるって松本零士の模倣だったんだなぁ。●白土三平の『泣きヶ原』は、主人公の熟女が何故あの場面でヌードになるのか全くわからない。一昔前の日本映画みたいだ。面白いが。●立原あゆみの特攻隊漫画はすごく上手いと思う。全編読んでみたい。●『味いちもんめ』からも一篇。2015/08/19

かおりんご

35
漫画。色んな人の戦争に関する作品を、この一冊で楽しめます。が・・・水木さんのは、自叙伝的な漫画で読んだ方が面白いと思いました。完全に大人向け。2015/09/19

№9

32
11人の漫画作家による孤高の作品集。劇画調ありほのぼの調ありと様々なタッチによる珠玉のストーリーの根底にあるのは、とてつもない悲しみだ。戦争というものがどんなにか馬鹿げているだとか醜いものだとか、そんな知りもしないことを僕はいうつもりなどない。ただここにある戦争という不条理な環境下における人間存在の在り方をえぐり出す描写力とその芸術性はもはや、文学や映画に匹敵するものだろう。永遠のゼロ以来の号泣、よりたくさんの人々に本編を手にして欲しいと思った。日本にはまだまだこんなに凄い漫画があるんだな、ほんっとに。2013/12/21

Koichi Tamura

9
戦争は始めたら終わりですね。2015/08/15

majiro

7
うーん、すごい。既読もあるけれど、このシリーズはやはり気合いの入り方が明らかに違う。立原あゆみって、昭和21年生まれだったんだ・・・。新谷かおるの作品の、さすが松本零士の弟子と言える描きっぷり。白土三平そして梅図かずお。もちろん、戦争を賛美はできない。むしろその悲惨さを十分に伝えることで、戦争に立ち向かった、立派な作品群であった。2014/08/17

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