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自然界をゆるがす「臨界点」の謎―宇宙・生命・物質のすがたはこうして一変する

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774139234
  • NDC分類 404
  • Cコード C3040

内容説明

この世界の構造に永遠は存在しない。すべての事物は刻一刻と変化し、引き返し不能の臨界点を超えた瞬間、それは完全に崩壊または変貌して新たな構造を生み出す。…自然界も人間界も、自らの臨界点を逃れることは決してできない「臨界点」の謎。

目次

第1章 無数のバッタが地上のすべてを食い尽くす大自然災害―生物大発生の臨界点
第2章 地球生物の91パーセントを消し去った「ペルム紀大絶滅」の真相―生物大絶滅の臨界点
第3章 地球生物の大進化を引き起こしたカンブリア紀の大事件―カンブリア爆発の臨界点
第4章 巨大な質量の星の逃れがたい運命―ブラックホールと重力崩壊の臨界点
第5章 エネルギーだけの宇宙から現れた物質の宇宙―宇宙を生み出した「相転移」の臨界点
第6章 地球環境を破滅させる?新説「アルベドフリップ」―地球の気候変動の臨界点
第7章 物質の性質を豹変させる極限環境―超流動・超伝導・超臨界の臨界点
第8章 原子核が秘める無限のエネルギーを解放する―核分裂と核融合の臨界点
第9章 がん細胞が生まれるプロセスを追跡する―正常細胞が「がん細胞」に変わる臨界点
第10章・追補 こうして経済危機は周期的にやってくる―日本のバブル経済崩壊の臨界点

著者等紹介

金子隆一[カネコリュウイチ]
生物学・進化論・古生物学・天文学・物理学・医学など科学全般にくわしく、一般向け科学出版物、テレビなどで活躍。毎年世界各地を取材し、イベント監修なども行ってきた

木幡〓士[コワタタケオ]
東北大学理学部卒業、同大学大学院理学研究科博士課程中退。グロリア・インターナショナル日本支社を経て1977年よりフリーとなる。サイエンスライター・科学評論家。現在、工学院大学、文教大学非常勤講師

新海裕美子[シンカイユミコ]
東北大学大学院理学研究科修了。1990年より矢沢サイエンスオフィス・スタッフ。科学の全分野とりわけ医学関連の調査・取材と執筆・翻訳を行っている

ホライス,ハインツ[ホライス,ハインツ][Horeis,Heinz]
物理学教師から科学ジャーナリストに転向。ドイツの科学雑誌編集長を経て1990年より矢沢サイエンスオフィス・ヨーロッパスタッフを兼ね、欧米の多数のノーベル賞学者などにインタビューも行っている。たびたび来日して日本の科学技術などを取材しドイツの科学雑誌・新聞などにも掲載。2008年にはインドから中東諸国を通りドイツまで1万キロメートル以上をオートバイで走破した。フランクフルト郊外在住

矢沢潔[ヤザワキヨシ]
科学雑誌編集長などを経て1982年より科学情報グループ矢沢サイエンスオフィス(株式会社矢沢事務所)代表。内外の研究者、科学ジャーナリスト、編集者などのネットワークを構築し四半世紀にわたって自然科学、医学、生物学、エネルギー、科学哲学、国際経済、未来文明論などに関する情報・執筆・啓蒙活動を続ける。長年欧米を取材、編著書は数十冊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たくのみ

3
イラストが多いからと安心してたら、後半かなり専門的。スズの相転移でナポレオンが負けたとか、ミランコビッチサイクルとか、コドラチェフ曲線とか、むむむ…。導入部は面白いけど、後半置いてきぼりでした。2012/04/05

Uzundk

2
相の転移という現象に注目し、いくつかのジャンルにまたがって紹介をしている本。読みやすい、グラフも親切、イラストもきれいでイメージしやすいため興味を持つ導入にはもってこい。特に1章目にバッタ、飛蝗の話を持ってきたのは良かったと思う。2014/08/12

Mockingbirdさん

2
雑学的なバッタの大量発生の話から量子力学まで幅広く臨界点を扱っている本。シソーラスな感じが面白い。2012/05/10

本を読むのは寝室派

1
臨界点をテーマに、いろいろな内容が書かれている。臨界点をテーマに深く追求しているわけではなく、テーマ別な為、興味ない話には全く面白みを感じないという欠点がある。2020/07/24

ひろつそ

1
超臨界水つてのは、あれかい?超サイヤ人みたいなもんかい?2009/11/03

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