内容説明
時は21世紀初頭、舞台はボリビア、激しい政治的混乱に見舞われた架空の近代都市リオ・フヒティーボ。学生たちがバリケードを築く、昔ながらの抗議行動の裏でネット社会に深く関わるハッカーたちは複雑につながり時の政権にサイバー攻撃を仕掛ける。文学の愉しさをふんだんに盛り込んだ近未来小説。「魔術的リアリズム」の世界とは異なる、新世代のラテンアメリカ文学。
著者等紹介
ソルダン,エドゥムンド・パス[ソルダン,エドゥムンドパス] [Sold´an,Edmundo Paz]
1967年、ボリビアのコチャバンバに生まれる。1997年にラテンアメリカ文学博士号を取得(カリフォルニア大学バークレー校、2005年)。現在はコーネル大学ラテンアメリカ文学教授。『チューリングの妄想』はボリビア国民小説賞(2002年)を受賞。英語、トルコ語、ポルトガル語に翻訳されている。初期の短編『ドチェーラ』では1997年にファン・ルルフォ短編小説賞を受賞
服部綾乃[ハットリアヤノ]
翻訳家。清泉女子大学文学部卒(スペイン語スペイン文学科)。コレッヒオ・デ・メヒコ(メキシコ)に留学(国際関係論)
石川隆介[イシカワリュウスケ]
1974年メキシコ、グアダラハラ生まれ。ラテンアメリカ文学博士(カリフォルニア大学バークレー校、2005)。慶應義塾大学総合政策学部特別招聘講師を経て、カリフォルニア州立大学Fullerton校準教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りー
roughfractus02
akttkc
若布酒まちゃひこ/びんた
Ai