精神科クリニックにおける精神療法―認知行動療法・マインドフルネス・森田療法をむすぶ弁証法的治療

個数:

精神科クリニックにおける精神療法―認知行動療法・マインドフルネス・森田療法をむすぶ弁証法的治療

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ A5判/ページ数 221p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772416382
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C3011

出版社内容情報

近年,社会構造の変化に伴って若者の精神構造も変化し,不安耐性の低い未熟化した若者が増加してきたという。虚構の自己像をもつ社会的引きこもりや言葉を失った摂食障害など精神科クリニックを訪れる若者にどのように手をさしのべればよいのか。
本書の第?部では,現代版森田神経質ともいえる若者や母子間の「とらわれ」「見捨てられ体験」によって傷ついた事例への森田療法的家族療法や家族的治療の場をもつデイケアの有効性,さらに,森田療法との類似性を議論されることの多いマインドフルネス瞑想法を用いた第三世代の認知行動療法,特に境界性パーソナリティ障害を対象とした弁証法的行動療法から森田療法の「あるがまま」の自己受容へ至る児童思春期の治療例を述べる。
第?部では,ミラーニューロンの発見に関心が集まる神経科学による心としての発達的身体論や身体技法の神経基盤,また,マインドフルネス瞑想時の脳画像研究による心と脳のつながりを考察し,対話による治療関係や認知の修正といったトップダウンでの方法の限界を超えるために身体レベルのボトムアップの技法による信頼関係の育成と健全な五感?身体感覚の再生が重要であることを説く。
森田療法と行動療法を専門とする著者らが,否定的自己と誇大的自己,自己と他者・環境,心と身体,また,認知・行動療法と森田療法といったさまざまな二律背反的二項を統合する弁証法的治療を目指した精神科クリニックでの実践記録。

内村 英幸[ウチムラ ヒデユキ]
著・文・その他/編集

竹田 康彦[タケダ ヤスヒコ]
著・文・その他/編集

内容説明

近年、社会構造の変化に伴って若者の精神構造も変化し、不安耐性の低い未熟化した若者が増加してきたという。虚構の自己像をもつ社会的引きこもりや言葉を失った摂食障害など精神科クリニックを訪れる若者にどのように手をさしのべればよいのか。森田療法と行動療法を専門とする著者らが、否定的自己と誇大的自己、自己と他者・環境、心と身体、また、認知・行動療法と森田療法といったさまざまな二律背反的二項を統合する弁証法的治療を目指した精神科クリニックでの実践記録。

目次

第1部 弁証法的治療の実践(森田正馬と家族療法―家族的治療構造;家族的治療構造をもつ森田療法的ショートケア;誇大的自己をもつ社会的引きこもりの社交恐怖症は森田神経質の現代版か―Kohutの自己愛の病理と家族的治療の場;クリニックでのマインドフルネス・森田療法―直感で行動;母子間の「とらわれ」によって衝動コントロールができなくなった人たち ほか)
第2部 心と身体をむすぶ弁証法的身体論(弁証法としての森田療法―身体知とカオス;「純な心・一次感情」と「行動・作業」の認知プロセスについて―システム現象学との呼応;発達的身体論の概要と神経基盤;心としての身体技法と神経基盤;薬物療法と精神療法の意味―弁証法的治療へ ほか)

著者等紹介

内村英幸[ウチムラヒデユキ]
1962年九州大学医学部卒、1968年九州大学医学部大学院卒、国立肥前療養所(現国立病院機構肥前精神医療センター)勤務。1972~1974年アメリカコネチカット大学生物行動科学部門、精神薬理研究室留学。1982年国立肥前療養所所長。2002年国立肥前療養所名誉所長、雁の巣病院勤務。2003年福岡心身クリニック院長、2007年同クリニック名誉院長

竹田康彦[タケダヤスヒコ]
1990年九州大学医学部卒、同大学精神科入局。1992年国立肥前療養所(現肥前精神医療センター)で行動療法と森田療法修得後、八幡厚生病院、疋田病院勤務。2003年雁の巣病院、福岡心身クリニック勤務、思春期青年期治療。2007年福岡心身クリニック院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。