内容説明
本書『ブラックホールを飼いならす!』と姉妹書『ブラックホールは怖くない?』では、ブラックホール宇宙物理学について、相対論的な考え方の基礎から、実際の宇宙における応用までを、最新の成果に基づいて紹介しようと試みた。本書は応用編で、姉妹書は基礎編に相当するが、それぞれ独立に読めるように配慮してある。本書では、まず第1章でブラックホールを扱ったSFを紹介したのち後、実際の宇宙においてブラックホールなどが重要な役割を果たしている現象を説明し(第2章、第3章、第4章)、ブラックホールの一生(第5章)、自転ブラックホールの特徴(第6章)、ワームホール現象(第7章)などに触れて、最後の第8章でブラックホールの利用法についてまとめた。
目次
1 ブラックホールSF
2 宇宙アクリーション天体
3 宇宙ジェット天体
4 重力レンズ天体
5 ブラックホールの一生
6 ブラックホールの渦動
7 ブラックホールとワームホール
8 ブラックホールの利用法
著者等紹介
福江純[フクエジュン]
1956年、山口県宇部市に生まれる。1978年、京都大学理学部卒業。1983年、同大学大学院(宇宙物理学専攻)を修了。大阪教育大学天文学研究室教授。理学博士。専門は相対論的宇宙流体力学、とくにブラックホール降着円盤と宇宙ジェット現象(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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