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光人社NF文庫
大海軍を想う―その興亡と遺産

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  • サイズ 文庫判/ページ数 542p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784769823438
  • NDC分類 397.21
  • Cコード C0195

内容説明

敗戦の焼土と復興の槌音の中に大いなる感動を走らせた『連合艦隊の最後』に続く白眉の伊藤戦史。日本海軍に日本民族の誇りを見る著者がその興隆に感銘を憶え、滅びの後に汲みとられた貴重なる遺産を後世に伝える不朽の名著。鎮魂の思いと共に“大いに興るもの”への憧憬と清冽な精神の在り方を啓蒙する感動の代表作。

目次

拡張を闘う
国民の建艦
黄海の海戦
威海衛の水雷戦
三国干渉と対露建艦
日露戦争の第一期諸海戦
旅順艦隊の撃滅
日本海海戦
戦勝後の「三笠」
造艦躍進時代
海空軍の飛躍
悲劇ロンドン会議
潜水艦の消長
水雷艇転覆事件
艦首切断事件
戦艦「大和」
十二月八日を迎う
誇りを残して

著者等紹介

伊藤正徳[イトウマサノリ]
明治22年、茨城県水戸市に生まれる。大正2年、慶応大学理財科を卒業。時事新報社に入社する。昭和3年、編集局長となる。その後、中部日本新聞主筆、共同通信社理事長、日本新聞協会理事長、時事新報社社長、産経時事主幹、産経新聞顧問等を歴任する。第一級の海軍記者として活躍。昭和37年4月21日没
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

17
本書が出版されたのは昭和31年、まだ日本海軍というものの威容が生々しく記憶に残っていた頃のこと。その初期から第二次大戦敗戦までこの国の海軍が辿った歩みを、戦前から第一線の海軍記者として活躍した著者が一から語った一大興亡記であり、叙事詩である。当時、東亜最強の戦艦として知られた鎮遠、定遠の二艦をはじめとする清国艦隊と聯合艦隊が雌雄を決した日清戦争の黄海の海戦、日露の日本海海戦の大勝に友鶴事件、そして戦艦大和まで、日本海軍が遭遇した大半のエピソードは本書に網羅されている。著者渾身の力作であり海軍史の古典である2016/01/05

K

3
風化させるべきではない日本人の歴史の一幕。 巻末に提唱された二二艦隊は「ひゅうが」によって遅ればせながら整いつつあると思ってよいのだろうか。 2014/08/12

Akira Yamaguchi

2
旧海軍関係者の奮闘ぶり 他方で、「世代の差」と片づけるには余りにも大きい壁2012/08/23

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