内容説明
本土上空を敵機の跳梁に委ねた陸軍は、敵大部隊を地上に迎えて乾坤一擲の大殱滅戦を行ない、その上で和平の道を探ろうとした―活路を求めて戦線を縮小するビルマ・中国の二大退却戦と圧倒的なソ連軍と激突した悲劇の関東軍盛衰記、そして空襲下に戦備を進めた本土決戦の全容と終戦工作を描く伊藤戦史完結篇。
目次
第1章 わが軍最後の二大退却戦
第2章 本土決戦
第3章 空襲、全日本を征す
第4章 関東軍盛衰記
第5章 南方に戦い北辺に遺ゆ
第6章 和平の胎動
第7章 陛下の聖断下るまで
第8章 太平洋戦争終わる