常識をひっくり返せばメシの種はいくらでもある―日本一幸せな会社をつくった男のヘンな発想法

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784769611080
  • NDC分類 159
  • Cコード C0030

内容説明

残業禁止、ホウレンソウ禁止、労働時間は1日7時間15分、年間休日は140日+有給休暇40日、定年は71歳の前日までで、そのときの年収は700万円などなど…ヘンな社則で右肩上がりの業績を残してきた未来工業創業者・山田昭男氏。権限を委譲し、労働環境を整えることで、やる気を出させるその手法は、従業員をこき使うブラック企業に対してホワイト企業ともいわれる。その著者が、今回初めて、経営者に向けた経営指南書ではなく「個人の生き方」に焦点を当てた書籍を著す。そのキーワードは「差別化」。いわば誰でもつくれる製品で利益を上げてきた著者は「他者との違い」をどう生み出してきたのか。個人が生き残る秘密もここにある。

目次

第1章 未来をつくるのは、額に汗して働いている一人ひとりの努力と工夫である(個性のないところからは何も生まれない。自分らしく生きたいのなら、常に何かに挑戦しよう;「バカの壁」を越えろ!いったい、どこの誰がリーマン・ショックに引っかかったというのか? ほか)
第2章 日本一働かない会社はこうしてできた!(家族で中国から引き揚げてきたとき、ビックリしたのは、日本人が人力車を曳いていたことだった;ボンボン、芝居にハマる!「自分の生きる道は舞台しかない」と心から思っていた ほか)
第3章 「差別化」で自分を伸ばす10のヘンな発想法(どうせ働くならその道のプロを目指せ!必ずそれを活かせるチャンスがやってくる;社畜になりたくなかったら常に考えろ!常に考えるくせをつけることが“自分らしい生き方”へとつながっている ほか)
第4章 「みんな」で組織を育てる12のヘンな発想法(ポリシーをもったドケチになろう。節約すべきところは徹底的に節約し、使うべきところではドンと使おう;やるなら徹底してやるべし!中途半端では何の効果もあげられない ほか)

著者等紹介

山田昭男[ヤマダアキオ]
昭和6年(1931)、中国・上海生まれ。旧制大垣中学校(現・岐阜県立大垣北高校)を卒業後、父親が設立した山田電線製造所に入社。仕事の傍ら仲間たちと「劇団未来座」を設立して演劇活動に熱中した。昭和40年(1965)8月、電設資材メーカー「未来工業」を設立して社長に就任。ユニークかつ卓抜した経営手腕で会社を成長させ、平成3年(1991)11月には名古屋証券取引所第二部に上場を果たし、平成12年(2000)に取締役相談役に就任して現在にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

長岡紅蓮

1
随分と前にはなるが「がっちりマンデー!!」に未来工業が取り上げられていて、今回気になって書籍を読んだ。自分の思考が常識や前例主義に雁字搦めにされていると反省。他が「横並び意識」でやっているなかで、自分たちがいかに「差別化」をするか? これからよりその意識を高めていかないといけない。他との差別化をはかるためには、自分の頭で考え、とにかく何でもやってみること、失敗してもそれを糧に成功に結びつけること。自分を他人と「差別化」するために自分の価値観を持って、手間とコストをかけて自分の能力を磨いていかねばと思う。2017/11/14

石川 未来

1
凄い会社であることは知っていたけど、本当に凄い会社だなと感心。はいはい、そうは言ってもねーという具合で聞き流す形で読むことを想定していたが、思いのほか気付きを得るところが多かった。なぜ自分の会社は横並びから脱却できないのか、『何故、ナゼ、なぜ』『常に考える』て考えるべきだな。しかし結局は、他社には真似できない未来工業のオンリーワンなんだろうな。意外と、良書!2015/02/25

蜜桃

1
人間は本質的に働かずにはいられないのだと思う。それをうまく引き出させる人なのだと思った。会社はそこで働く人たちの集まり。2014/09/04

いけも

0
ブラック企業といった言葉を良く耳にするなか「ホワイト企業」に認定されている、未来工業。 なぜ「ホワイト企業」と呼ばれるのか? その秘密が随所に見られ、自分自身もこの会社で働きたい‼︎と思える内容でした♬2015/12/01

Tatsuya Nakai

0
とてもシンプルでわかりやすい内容の本です。この社長の感覚はこの世代の人には珍しい・・・。中々こういう発想・考え方はできない人が大半では?勉強になりました。2014/07/20

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