トップになりたきゃ、競争するな―なぜ、業界最後発企業が世界にとびだすまでに成長できたのか

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784769610953
  • NDC分類 619.39
  • Cコード C0030

出版社内容情報

カンブリア宮殿出演!1週間で超人気ラーメン店を次々と育てる麺業界「影の指南役」の非常識経営術。値下げをしない。売り込み営業をしない。販売を断ることもある―業界の常識を破ったところに、成功はある。

最後発からシェアトップへとのぼりあがる原動力は、業界の常識を覆し、アウトスタンディングでいることにある
ライバルと競走するのではなく、自身の使命をはっきりさせ、いかにイノベーションをおこしていくか?

あなたの大切な時間とお金をロスしないために―
リミッターをはずしビジネス速度を加速させるために―
数々の失敗と研究の末に辿りついたビジネスの本質が明らかに。

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博多一風堂 河原成美氏推薦!

これほどまでに経験を重視する麺の研究家を、ぼくは藤井さんの他に知らない。
学者肌にして職人。クールな分析力を持った情熱家。
そんな藤井さんの門を、これから開業する人たちにはぜひとも叩いてほしい。

世界中に日本の美味しい麺文化が広がる
プロローグ‐「今」を生きる、あなたのために

第1章 すべてのはじまりは模型飛行機から
 少年が見つけた楽しみ
 あこがれの航空機事業部に就職
 現場を見なければわからないこと
 独立後すぐにオイルショック
 製麺機の仕事が入ってくるように
 看板商品となる機械を模索
 製麺機ビジネスの本質を掴む
 時代とともに、麺の製法も変えなければ
 他社の行かないところで営業する
 うどん以外の製麺機も開発
 売るよりも、まずはお客さまのことを理解する
 大型機械の開発に乗り出す
 大型機で手痛い失敗
 大型機からの撤退

第2章 美味しさと安全性の追求
 科学的アプローチで、うどんの美味しさと安全性を追求
 小麦粉を分析する
 うどんづくりに最適な水とは
 塩を探して
 防腐剤を入れずに、麺を長持ちさせる
 二段熟成の概念を取り入れる
 切断面の黄金比とは

第3章 使命を明確にする
 全国の営業活動をデータベース化
 女性の対応が喜ばれる時代がくる
 業界トップになれない理由
 デザインフィロソフィーを固める
 365日メンテナンスにきてくれる会社
 信頼がビジネスの速度を上げた
 熱血大和の麺学校、開校
 生徒の質を上げるために
 「デジタルクッキング」で複雑なレシピも再現可能
 ラーメン学校開校をとおして成長する
 値引きをすると一貫性が守れなくなる
 直営うどん店「亀城庵」をオープン

第4章 閾値を超えて
 閾値を超えると世界が変わる
 製麺機を引っ提げて、全国行脚
 セミナーで展示会のお客さまを増やす
 サービスエリアの店をトータルプロデュース
 そして、シェアトップへ
 95点以上でないと、成功しない(Outstanding)

第5章 イノベーションなくして成長なし
 不況に強いはずの業界なのに
 イノベーションと改善
 イノベーションの本質とは
 世の中は複雑な方向へ進んでいる
 1週間で1%進化する
 タイムラグ
 95点を超えろ
 得意分野を伸ばす
 安易なコピーをするな

第6章 ビジネスの本質とは
 本質を押さえると、タイムラグが減る
   ビジネスの本質1‐成長し続ける
   ビジネスの本質2‐自らリスクをとる
   ビジネスの本質3‐先に与える
   ビジネスの本質4‐情熱を持てることに取り組む
   ビジネスの本質5‐いまだ解決されていない、お客さまの問題を解決する
   ビジネスの本質6‐心地良い状態を常につくり続ける
   ビジネスの本質7‐今ある姿をあるべき姿に変えるプロセス
   ビジネスの本質8‐ライバルとは絶対に競争しない
   ビジネスの本質9‐お客さまを明確にする
   ビジネスの本質10‐得たい結果を得るためには、先に犠牲を払う
 素直な気持ちで

エピローグ‐使命を全うする人生を生き切る
麺専門店経営者の心構え26カ条

【編集者からのコメント】
航空機・造船の設計エンジニアというバリバリの理系が、勘と感覚の世界「飲食業界」へと飛び込み、業界シェアNo.1へとどのように会社を導いてきたか。さらには、なぜ製麺機メーカーが開く麺専門店開業支援学校で、次々と超人気店を輩出できるのか。
その軌跡と、仕事・経営への考え方、姿勢、情熱の持ち方を存分に書いてもらいました。
大和魂を燃え上がらせる内容となっています。

【著者紹介】
株式会社大和製作所、株式会社讃匠代表取締役。大和麺学校校長。 1948年5月、香川県坂出市生まれ。高松工業高等専門学校卒業後、川崎重工業株式会社に入社し、航空機事業部機体設計課に配属。造船事業部を経て、1975年に独立し現・大和製作所を創業。当初は機械設計・製造・販売全般を行っていたが、香川という土地柄製麺機の受注が多く、製麺機の設計・製造・販売に特化するようになる。同社は現在、小型製麺機の販売台数で業界トップシェアを誇る。 製麺機の販売をとおして、麺専門店経営にも関心を持ち、独自に研究するようになる。そこで得たノウハウを活かし、コンサルティング活動や繁盛法則についての講演を全国各地で行う。2000年には、自社内に大和麺学校を開校。自らが教壇に立つ「経営講義」は、超実践的な講義として定評がある。 現在は、年間200店以上の麺専門店のプロデュース・指導も行っている。指導を受けた麺専門店の中には繁盛店となる店も多く、「麺業界の影の指南役」と呼ばれ、テレビ・雑誌などさまざまなメディアでも注目されている。

内容説明

モノを売るなサービスを売れ!なぜ、製麺機会社が「麺学校」を開くのか?なぜ、超人気店を輩出することができるのか?製麺機製造・販売会社であるにもかかわらず、ラーメン屋などの麺店経営を指導し、超人気店を生み出す、話題の経営者藤井薫が明かすビジネスの本質。業界最後発企業をシェアNo.1へと導いた藤井流仕事の精神とは―。

目次

プロローグ 「今」を生きる、あなたのために
第1章 すべてのはじまりは模型飛行機から
第2章 美味しさと安全性の追求
第3章 使命を明確にする
第4章 閾値を超えて
第5章 イノベーションなくして成長なし
第6章 ビジネスの本質とは
エピローグ 使命を全うする人生を生き切る

著者等紹介

藤井薫[フジイカオル]
株式会社大和製作所、株式会社讃匠代表取締役。大和麺学校校長。1948年5月、香川県坂出市生まれ。高松工業高等専門学校卒業後、川崎重工業株式会社に入社し、航空機事業部機体設計課に配属。造船事業部を経て、1975年に独立し現・大和製作所を創業。当初は機械設計・製造・販売全般を行っていたが、香川という土地柄製麺機の受注が多く、製麺機の設計・製造・販売に特化するようになる。同社は現在、小型製麺機の販売台数で業界トップシェアを誇る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuji Hamano

8
この本も素晴らしい。製麺機でトップシェアの大和製作所の社長の哲学がまとめられている本。うどんの美味さの徹底的に追求をしていく姿はエンジニアそのもので感銘をうけた。会社のコンセプトを製麺機メーカではなく、麺商売で儲けさせる会社と位置づけしたことによりライバルのいないビジネスを展開していく様子とその背景にある社長の考えが良くわかる。社長は年500冊本を読むらしい、それだけの知識と会社を育てた体験を併せて知る事が出来る本書は大変勉強になる。最後に強調して書かれていた体力作りは自分には耳が痛いが、、やらないとな。2014/01/14

文章で飯を食う

6
素晴らしい本。自分の会社のコンセプトを考え抜くこと。自分らしいコンセプトができれば、楽しく集中して困難に立ち向かえること。95点を取り続けること。常に進化し続けること。誰にも真似できないところまで行くこと。2014/03/24

定年後億り人rintarou

4
BtoBビジネスを顧客を反映させることにあり。 2023/01/03

Uzundk

4
美味しいうどんが安く食べられるようになった理由の一つ。この人が発明家であり、単なる機械の完成度のみでなく自身の作るものが生み出す価値かを問い続けた結果、製麺機で多くのシェアを持ち、そして麺類の質が上がったのだろう事が伺えた。製麺機で勝負ではなく製麺を取り巻くそのものを焦点に置いたからこそ、結果として製麺機のシェアが上がった事が強調されている。2015/11/20

にしやん

1
仕事、自ら情熱を傾けることへの心構えが詰まっている。2014/06/14

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