金継ぎ手帖―はじめてのつくろい

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金継ぎ手帖―はじめてのつくろい

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  • サイズ A5判/ページ数 103p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784768309117
  • NDC分類 752
  • Cコード C0072

出版社内容情報

手軽で簡単!
金継ぎをカジュアルに楽しむためのノウハウが詰まった1冊。


ここ最近、割れたり欠けたりした陶器を修復する「金継ぎ」が静かなブームになっています。本書は10年にわたり全国で金継ぎワークショップを開催し、その魅力を発信してきた「6次元」店主・ナカムラクニオによる初の金継ぎ入門書です。単に修繕・修復するだけでなく、鑑賞(アート)としての美も楽しめる。そんな「金継ぎ」の魅力や、かぶれない「新うるし」を使った簡単な金継ぎのテクニック、さまざまな金継ぎの事例、さらにその文化的バックグラウンドを紹介していきます。
これまでに出ている金継ぎの本はいずれも専門的でやや敷居が高い印象を受けますが、本書は20?30代の若い世代にも気軽に楽しんでもらえるカジュアルな内容になっています。自分で直せるなら、思い出の詰まった大切な器をいつまでも使い続けることができるし、ちょっと高価な器を普段使いすることも怖くなくなり、毎日の生活がより豊かになるはずです。

ナカムラクニオ[ナカムラクニオ]
著・文・その他

内容説明

カジュアルなうつわも、素敵な一点ものもつくろってつなげば、ずっと使える。全国で金継ぎワークショップを開催している『6次元』店主による、かんたん金継ぎの実用書。金継ぎの技法だけでなく、歴史、作例、「うつわ用語の基礎知識」なども掲載。

目次

1 金継ぎカフェへようこそ
2 かんたん金継ぎ講座(かんたん金継ぎのススメ;欠けたうつわを直す;割れたうつわを継ぐ ほか)
3 うつわと生活(やってみよう!金継ぎ;素朴な疑問Q&A;世界つくろい紀行)
4 うつわ用語の基礎知識AtoZ(赤絵/油皿/油壺/有田焼/安南焼;備前焼/瓶子;China/Delft ほか)

著者等紹介

ナカムラクニオ[ナカムラクニオ]
1971年東京生まれ。映像ディレクター/荻窪のブックカフェ「6次元」店主。金継ぎ作家としても活動し、全国でワークショップを開催中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

244
単なるハウトゥー本かと思ったら、とんでもない拾い物だった。金継ぎ(きんつぎ)とは、壊れた陶磁器を漆で接着し、継ぎ目に金や銀などを蒔いて飾る伝統技法のこと。日本に古来からある、「傷」を「美」とする美意識に基づくという。「壊れたものに美を見出すとき、完璧であることを求めないとき、世界の価値観は変化し始める」。心から共感できた。「金継ぎ」とは、人と人、記憶と記憶をつなげる魔法だった! 金継ぎをした本人が癒される、効用もあるのだとも。クニオさんのワークショップに、ぜひ参加したい、と強く思った。2021/08/18

yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん🎄🎅🎄

64
食器を落とし、壊しまくっている私😨なので金継ぎがとても気になるがちょっとやそっとでは出来なさそう💦むしろ金継ぎした食器が欲しくなるくらいの素晴らしい作品ばかりが載っていて奥の深さを実感。いつかワークショップに行ってみたい。ロシアに金継ぎ?と思ったら「日本から中古車をバラしてスクラップとして輸入しロシアで組み立てる」とか。それって金継ぎとは関係ないwww私は縁起より勿体ないを気にするので欠けたまま使っているけど、、、やっぱり自分の手で修理したい。たとえそれが100均の食器でも。パッチワークみたいで素敵✨2022/08/28

ワタナベ読書愛

2
2017年刊行。東京・荻窪のブックカフェ「6次元」店主でもある筆者が、器を修復する金継ぎについて紹介・考察・対談する1冊。初心者が簡単に取り組める方法の紹介の他、器の豆知識、世界の修理品事情(金継ぎ探しの旅)、詩人・谷川俊太郎氏との対談など多岐にわたる内容をコンパクトに収録。実用書だが、美しい雑誌のように見ているだけでも楽しめる。ものを修理しながら使うことに対する人々の考え方を覗き見し、自分の行き方も修理・修繕した気分。修理を通して哲学するような真摯な姿勢が気持ちよい。過去に捨ててしまった器が惜しまれる。2021/08/02

なる

2
前から興味があった金継ぎ。こんなに手軽に、しかも割りと安価に始められるものだったとは。 ちょっと道具を一揃えしてみようか。特に直したいものは手元にないのだが… 金継ぎを辿ると、使用者と器が過ごした年月や愛着が伝わってくるような気がする。壊れたという事実すら、はかなくて、更に美しいような。 壊れることを考えて、安価でどうでも良いものを買う。もしくは、これは高価なものだと怖くてなかなか使えないとか。 この技術があれば、そんな消費からは離れて、好きなものと一緒に歳を重ね、時代も超えられる。なんだかとても壮大。2019/04/23

Koki Miyachi

1
金継ぎについてざっくり知る本。もう少し深い内容だと良かったなと思う。2025/04/09

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