「テル・ケル」は何をしたか―アヴァンギャルドの架け橋

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  • サイズ B6判/ページ数 451,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766418859
  • NDC分類 950.2
  • Cコード C0098

内容説明

フランスの小説家フィリップ・ソレルスが中心となって創刊された季刊前衛文芸誌「テル・ケル」(1960‐1982)。第二次世界大戦後、アルジェリア戦争中という不安定な時代に、戦う集団「アヴァンギャルド(前衛)」の旗手として繰り広げたさまざまな活動を丹念にたどり、「テル・ケル」の思想、文学、政治運動の全容を明らかにする。「テル・ケル」の活動の反響は、ヨーロッパ各国、アメリカ、そして日本にまで及んでいる。しかし、日本で「テル・ケル」の活動の全体像が紹介されることは、これまでなかった。本書は、フィリップ・ソレルスへのインタビューの成果を交え、「テル・ケル」から「ランフィニ」誌への継続を前提に、「テル・ケル」が歴史に刻んだ足跡の意味を問うものである。

目次

1章 「テル・ケル」と(その)時代
2章 鬼っ子文芸誌の誕生
3章 創刊号
4章 ヌーヴォー・ロマンからアルトー、バタイユへ
5章 「テル・ケル」号のゆくえ
6章 バルトとフーコーが「テル・ケル」にしたこと
7章 「テル・ケル」の選択、「テル・ケル」の賭
8章 Never explain,never complain.「言い訳はしない。不平は言わない。」
9章 失われた「時代」を求めて

著者等紹介

阿部静子[アベシズコ]
1943年生まれ。東京大学文学部フランス語フランス文学科卒。慶應義塾大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士課程修了。慶應義塾大学文学部非常勤講師等を経て、白百合女子大学フランス文学科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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madoque

1
仏文研究者の論文の周辺部、時代状況の集大成というところなのだろうか、「見えなかった」フランス文化状況と、「つながり」が知りえたような。ファシズム親和性の今日的状況下での、「知識人」を見る視点になるのだろうかと。そういえばゴダールを見るように読んだ気がする。2020/10/30

メルセ・ひすい

1
15-114 テル・ケル=あるがままに ソレルスの英雄は=ピカソとカナダのバッハ、天才グールド。フランスの小説家フィリップ・ソレルスが中心となって創刊された季刊前衛文芸誌「テル・ケル」(1960~1982)。94号で終刊し、「ランティニ」誌への継続まで、「アヴァンギャルド」の旗手として、フランス国内だけでなく、各国へ影響を与えた“戦う雑誌”の足跡の意味を、初めて日本から問う画期的な研究。参照されるのは孫子とクラウゼヴッツ次に現状分析。 2011/12/20

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