内容説明
バブルの発生から崩壊、その後のデフレとその克服への対応。1980年代からの四半世紀日本経済の動向と経済政策を、様々な視点から点検・評価する。わが国を代表する研究者、官民エコノミストの総力を結集し貴重な反省・教訓を後世に伝える画期的研究シリーズ。
目次
序 構造問題と規制緩和
1 戦後日本における市場秩序の受容と否定―構造改革・規制緩和路線の経済思想史的背景
2 国際政治と日本の規制緩和、構造改革―国際政治の変化と外圧
3 規制緩和の政治過程―何が変わったのか
4 財政赤字の政治学―政治的不安定性、経済バブル、歳出赤字
5 労働市場・雇用システム改革
6 コーポレート・ガバナンスに関する法制度改革の進展
7 構造改革における規制改革・民営化
8 規制改革と競争政策
9 航空規制改革と日本型政策決定システム
著者等紹介
寺西重郎[テラニシジュウロウ]
日本大学商学部教授、一橋大学名誉教授。一橋大学経済学部卒業、一橋大学経済研究所教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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