出版社内容情報
100万人が殺されたあの時から30年--
いまも裁かれぬ加害者たちを追い続ける一組の夫婦がいた。
新たな証言を探し求め、埋もれた真実に迫り、放置された罪を問い直す……執念の追跡が照らし出す、分断の果ての惨劇、その現在地。
ルワンダ虐殺の「その後」に迫る、フランスのノンフィクション・グラフィック・ノベル
序文 ガエル・ファイユ(『ちいさな国で』小説家、ラッパー)
【あらすじ】
1994年、わずか100日間に100万人以上が殺された「ルワンダ虐殺」--家族がその犠牲となったダフロザ・ゴティエは、フランスで暮らす中、加害者たちがフランスに逃れてきている現実を知る。
正義を求めて立ち上がった彼女と夫アランは、20年以上かけて証言を集め、国外逃亡した虐殺者たちに法の裁きを受けさせようと奔走する--。
【目次】
内容説明
100万人が殺されたいまも裁かれぬ加害者たちを追い続ける一組の夫婦がいた。あの時から30年―。新たな証言を探し求め、埋もれた真実に迫り、放置された罪を問い直す…。執念の追跡が照らし出す、分断の果ての惨劇、その現在地。ルワンダ虐殺の「その後」に迫る、フランスのノンフィクション・グラフィック・ノベル。
著者等紹介
ズリビ,トマ[ズリビ,トマ] [Zribi,Thomas]
1978年生まれ、1999年からジャーナリスト。I‐T´eleとCanal+に於いて国内外で取材活動をした後、テレビ番組『バタフライ効果』の編集長になる前の5年間、同番組の名レポーターだった。2016年から、ノバ・プロダクションの編集長となり、多くのルポルタージュやドキュメントを製作した。編集長となった2016年以来ノバ・プロダクションは、動画シリーズを元にした書籍『イラクの香り』(Arte 2018)でアルベール・ロンドル賞、『失踪者』(Arte)と『ロヒンギャ、大量移住』(Arte)で2018年と2019年にFIGRA(Festival International de Grand Reportage d’Actualite)のルポルタージュ大賞、さらに『リワイルド、自然の権利復権』(M6)のドービル・グリーン・アワード金賞等、多くの賞を受賞した。パリ在住
ルードー,ダミアン[ルードー,ダミアン] [Roudeau,Damien]
20年に渡りルポルタージュを描いている。最新作2冊、2020年にNatureマンガ賞を受賞した『テキサコ』(2019、Ar`enes)と2021年にヒマワリ賞を受賞した『水は生きている』(2020、Futuropolis)は、環境保護運動の闘いをモチーフとしている。ロリアン在住
石村恵子[イシムラケイコ]
青山学院大学文学部卒。大学図書館勤務のかたわら、アテネフランセ、東京日仏学院でフランス語を学ぶ。退職後、アフリカのフランス語絵本やマンガ本を翻訳し、日本のメディアに紹介している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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