内容説明
地方都市はどうなる?「地方消滅」「地方創生」の狂騒のなかで。地方都市では何を幸福として、何を目指して生活が営まれているのか―日本の人口の4割が暮らす地方都市。ショッピングモール、空き家、ロードサイド、「まちづくり」…東北のある中都市を舞台に、この国の未来を先取りする地方都市の来し方行く末を考える。
目次
第1章 地方都市に住まう。(戦争と破壊;空き家問題;都市の感覚水準―高層マンション)
第2章 地方都市を移動する。(鉄道の衰退;自動車と街の更新;移動の停止、犯罪の軌跡)
第3章 地方都市に招く、地方都市で従う。(メディアのまなざし;観光のまなざし;まちづくりとカースト)
第4章 地方都市で遊ぶ、地方都市で働く。(ロードサイドという装置;モールの魅力、モードの誘惑;労働の流動化と「誇り」)
著者等紹介
貞包英之[サダカネヒデユキ]
1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程単位取得満期退学。現在、山形大学准教授。専攻、社会学・消費社会論・歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。