内容説明
中国に財布を握られているアメリカは、中国とは戦えない。中国経済に深く依存する日本も、中国を敵にすることは不可能だ。中国を仮想敵国とした日米安保は無用であり、すみやかに条件を整えて廃止すべきだ。激動の中国を読む。
目次
第1部 チャイメリカの中の日本(チャイメリカと日本;軍事大国中国と日本の安全保障;深まる米中対話;日本外交を憂う―日中戦略的互恵関係のために何が必要か)
第2部 巨人・中国はどこへ行く(世界恐慌下の米中経済関係;中国力の光と影;巨人・中国はどこへ行く;労働争議の発生と中国経済;中国共産党人事の行方―第一八回党大会の指導部人事展望)
第3部 日中国交正常化四〇年―日中相互不信の原点を探る(日中相互不信の原点を探る―大佛次郎論壇賞・服部龍二著『日中国交正常化』の読み方;外務省高官は、いかなる国益を守ったのか;周恩来『十九歳の東京日記』から始まる歴史のif)
資料
著者等紹介
矢吹晋[ヤブキススム]
1938年生まれ。東京大学経済学部卒。東洋経済新報社記者、アジア経済研究所研究員、横浜市立大学教授を経て、横浜市立大学名誉教授。(財)東洋文庫研究員、21世紀中国総研ディレクター、朝河貫一博士顕彰協会代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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