出版社内容情報
●内容紹介(版元ドットコムより)
公的オンブズマンとは何か
地方分権時代になぜ必要か
行政権力・行政官僚の拡大肥大化を
監視する切り札となりうるか?
●目次(版元ドットコムより)
第1章 公的オンブズマンとは
第2章 各自治体の公的オンブズマンの始動、拡大、停滞
第3章 公的オンブズマンの可能性
第4章 公的オンブズマンの実践
●版元からひとこと(版元ドットコムより)
日本に公的オンブズマンが導入されて20年が経ちますが、現在、十分に機能を発揮しているとはいえない状況にあります。本書は、法律の専門家である著者の自らのオンブズマン体験を通じて見えてきた、公的オンブズマンのあるべき姿を提起した内容で、自治体関係者にとくにおすすめの書籍です。特殊オンブズマン制度への提言も注目されます。
内容説明
公的オンブズマンとは何か地方分権時代になぜ必要か行政権力・行政官僚の拡大肥大化を監視する切り札となりうるか?「つくば市オンブズマン」としての自らの経験の中で見えてきた、独立した行政監視システムとしての公的オンブズマン制度のあり方と制度設計。注目される、学校教育オンブズマンや自衛隊オンブズマンなど、特殊オンブズマン導入への提言。実践的公的オンブズマン論。
目次
第1章 公的オンブズマンとは(オンブズマンの沿革;日本での公的オンブズマンの導入の契機;オンブズマンの類型;総務省の「行政相談委員」はオンブズマンか)
第2章 各自治体の公的オンブズマンの始動、拡大、停滞(始動および拡大;停滞とその理由)
第3章 公的オンブズマンの可能性(現行の公的オンブズマンの本質的な限界;自治体の現行の監査委員制度は機能しているのか;公的オンブズマンの制度設計;導入を検討すべき特殊オンブズマン)
第4章 公的オンブズマンの実践(消防法違反の放置;国民健康保険制度の運用上の問題;つくば市オンブズマン条例第二条四号に基づく提言;職員の対応の不誠実および説明責任の不履行;区会(自治会)への不適正な事務委託料)
資料(つくば市オンブズマン条例;つくば市監査委員条例;地方自治法上の監査委員に関係する事項)
著者等紹介
土屋英雄[ツチヤヒデオ]
神戸大学大学院教授を経て、筑波大学大学院教授。弁護士(東京弁護士会)。公益通報者保護特別委員会。つくば市公的オンブズマン(2006年4月~2010年3月、2期満了)。(中国)北京日本学研究センター、(豪州)クイーンズランド大学ロースクール、(米国)コロンビア大学ロースクール、(スイス)ジュネーブ大学複合学部において客員教員、客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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