出版社内容情報
目標の設定,教材分析,指導案の書き方から評価の仕方まで,一連のプロセスを「授業パッケージ」とし,「よい授業」をするための必須を解説。巻末の2種類のワークシートで実践的に授業の質を高められるように編集。21世紀型スキル,自ら学ぶ意欲,協同学習,反転授業など,近年の動向にも対応させた改訂新版。
序文
第1章 よりよい授業をめざして
キーワード
やってみよう
ある先生の悩み
分析~授業を構想する~
設計~学習内容を詳細化する~
開発~授業を組み立てる~
実施~授業を魅力あるものにするために~
評価~観察と振り返りで授業力を磨く~
授業パッケージづくりに挑戦しよう!
章末問題
さらに深めるには?
第2章 インストラクショナルデザインとは何か
キーワード
やってみよう
インストラクショナルデザイン(ID)が大流行
授業デザイナーになる
授業を設計するのですか?
授業を設計しないのですか?
バランス感覚と効率重視
ゴール達成の重視
メーガーの3つの質問
授業設計の整合性と「三色もなか」
私にも使える科学的な方法論
章末問題
さらに深めるには?
第3章 学習目標を明確にする~授業構想の検討~
キーワード
やってみよう
学習目標が設計の中核
学習目標明確化の3要素
単元の目標設定
授業の出入り口と3つのテスト
学習者の分析
章末問題
さらに深めるには?
第4章 学力とは何だろうか~多様な学力の見方・考え方~
キーワード
やってみよう
学力の位置づけ:学力を測る
近年求められる学力
ブルームのタキソノミーとガニェの学習成果の5分類
章末問題
さらに深めるには?
★授業パッケージ講座 その1:授業企画書をつくろう!
第5章 何を教えるのか?~教材研究の方法~
キーワード
やってみよう
教材の構造を明確にする
課題分析の進め方
課題分析図を描く
出入り口の再チェック
授業の無理・無駄をなくす
章末問題
さらに深めるには?
★授業パッケージ講座 その2:課題分析にチャレンジ!
第6章 どう教えるのか?~学習指導案の書き方~
キーワード
やってみよう
単元計画を組み立てる
授業の組み立ての基礎:導入・展開・まとめ
ガニェの9教授事象~学びを支援する外的条件を整える~
学習指導案にまとめるために
章末問題
さらに深めるには?
★授業パッケージ講座 その3:指導案にまとめよう!
第7章 学習指導と評価(1)~目標・指導・評価の一体化~
キーワード
やってみよう
学力調査は何のため?~評価の目的と対象~
テストによる評価,授業の中の評価~いつ・どこで評価するか?~
相対評価と絶対評価~どのように評定するか?~
評価の規準と基準を明確にする~評価対象の具体化~
評価の教育的意義~誰が評価するのか?~
章末問題
さらに深めるには?
第8章 学習指導と評価(2)~目標に応じた評価方法の実際~
キーワード
やってみよう
さまざまな評価方法
学習課題に応じた評価方法の選択
評価計画を学習指導案に盛り込む
章末問題
さらに深めるには?
★授業パッケージ講座 その4:評価計画をたてよう!
第9章 魅力ある授業をつくる(1)~教師の振る舞いの基礎基本~
キーワード
やってみよう
授業を始める前に
教師の振る舞い
教師が身につけるべきスキル
子どもに身につけさせたいスキル
学習環境を整える
章末問題
さらに深めるには?
第10章 魅力ある授業をつくる(2)~学習意欲を高める方法~
キーワード
やってみよう
動機づけを高める要因
ARCSモデル
動機づけの観点から授業をデザインする
学習意欲の観点から授業を点検する
学ぶ意欲を保ち続けるために
章末問題
さらに深めるには?
第11章 魅力ある授業をつくる(3)~協同的な学びをデザインする~
キーワード
やってみよう
三人寄れば……
社会的構成主義の考え方
グループの話し合い
クラス全体の話し合い
活動を中心にした授業をつくる~ワークショップとプロジェクト学習~
まとめ
章末問題
さらに深めるには?
第12章 魅力ある授業をつくる(4)~情報社会に適応する~
キーワード
やってみよう
社会の情報化と教育の情報化
ICT活用の実際
情報教育と情報モラル教育
章末問題
さらに深めるには?
★授業パッケージ講座 その5:改善アイデアを検討しよう!
第13章 授業を分析してみよう
キーワード
やってみよう
観察のポイント
見たことを記録する意味
記録の方法
分析の方法
章末問題
さらに深めるには?
第14章 研究授業・模擬授業から学び合うために
キーワード
やってみよう
マイクロティーチングの実施
教育実習における研究授業
授業検討会における評価
学び合う事後検討会をつくる
章末問題
さらに深めるには?
★授業パッケージ講座 その6:模擬授業に挑戦しよう!
第15章 これからの教師に求められる授業力とは
キーワード
やってみよう
教師にとっての資質~不易なものとしての「授業力」~
教師に求められる能力の分類を探る
新しい内容への対応~学ぶ姿を見せる教師になる~
成長しつづける教師であるために
章末問題
さらに深めるには?
授業パッケージ制作シート
授業パッケージ制作シート?@授業企画書
授業パッケージ制作シート?A課題分析
授業パッケージ制作シート?B学習指導案
授業パッケージ制作シート?C評価計画
授業パッケージ制作シート?D授業改善のチェックリスト
授業パッケージ交流シート
授業パッケージ交流シート?@授業企画書の発表会をしよう!
授業パッケージ交流シート?A授業プランを交流しよう!
授業パッケージ交流シート?B模擬授業にチャレンジ!
文献
索引
あとがき
目次
よりよい授業をめざして
インストラクショナルデザインとは何か
学習目標を明確にする―授業構想の検討
学力とは何だろうか―多様な学力の見方・考え方
何を教えるのか?―教材研究の方法
どう教えるのか?―学習指導案の書き方
学習指導と評価(1)―目標・指導・評価の一体化
学習指導と評価(2)―目標に応じた評価方法の実際
魅力ある授業をつくる(1)―教師の振る舞いの基礎基本
魅力ある授業をつくる(2)―学習意欲を高める方法
魅力ある授業をつくる(3)―協同的な学びをデザインする
魅力ある授業をつくる(4)―情報社会に適応する
授業を分析してみよう
研究授業・模擬授業から学び合うために
これからの教師に求められる授業力
著者等紹介
稲垣忠[イナガキタダシ]
1976年愛知県に生まれる。金沢大学教育学部、同大学院教育学研究科を経て、関西大学大学院総合情報学研究科博士課程を修了、Ph.D(情報学)。現在、東北学院大学教養学部人間科学科准教授。専門、教育工学・情報教育
鈴木克明[スズキカツアキ]
1959年千葉県に生まれる。国際基督教大学教養学部(教育学科)、同大学院を経て、米国フロリダ州立大学大学院教育学研究科博士課程を修了、Ph.D(教授システム学)。東北学院大学教養学部助教授、岩手県立大学ソフトウェア情報学部教授などを経て、熊本大学大学院社会文化科学研究科教授システム学専攻教授。専門、教育工学・教育メディア学・情報教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。