内容説明
本書は、初学者のために丁寧にわかりやすく説明した「犯罪心理学」の書物。「犯罪心理学」に興味をもつすべての方々が満足できるよう、生の犯罪事象に接している、もしくは接したことのある実務家や研究者が執筆。個々の犯罪者の心理を探り、理解と改善に貢献する個性記述的な臨床心理、矯正心理学的アプローチを中心とした「犯罪心理学」ばかりではなく、犯罪という現象に対する心理学の様々なアプローチの総体を「犯罪心理学」と考え、本書は編集されている。
目次
第1部 現代の犯罪心理学(犯罪に挑む人たち;捜査の現場―事件は現場で起きている;鑑別と矯正の現場 ほか)
第2部 犯罪心理学の方法と理論(犯罪とは何か;犯罪心理学へのアプローチ;心の世界から犯罪を見る―臨床心理学 ほか)
第3部 これからの犯罪心理学(犯罪心理学はもっとおもしろくなる;犯罪心理学の展望)
著者等紹介
笠井達夫[カサイタツオ]
1936年三重県に生まれる。1958年名古屋大学教育学部教育心理学科卒業。東京少年鑑別所長を経て、現在、徳島文理大学人間生活学部教授
桐生正幸[キリウマサユキ]
1960年山形県に生まれる。1984年文教大学人間科学部人間科学科心理学専修退学(学位授与機構より学士(文学)授与)。現在、山形県警察本部科学捜査研究所心理主任研究官
水田恵三[ミズタケイゾウ]
1958年広島県に生まれる。1983年東北大学大学院文学研究科博士課程前期修了。山形少年鑑別所法務教官兼技官を経て、現在、尚絅女学院短期大学人間関係科教授
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