カクテル、ラブ、ゾンビ

個数:
電子版価格
¥1,760
  • 電子版あり

カクテル、ラブ、ゾンビ

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年05月17日 01時23分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784761277567
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

出版社内容情報

★☆韓国で10万部突破の話題作、ついに日本上陸☆★
2年連続年間ベストセラー(2022~2023年教保文庫調べ)
発売前に先読みした全国の書店員さん、大絶賛!
ホラー好きも、ホラー初心者も、一気読み必至!!

韓国で10万部突破!
2年連続年間ベストセラーの話題作
ついに日本上陸!
(2022~2023年教保文庫調べ)


全国の書店員さんから激賞の声、続々!

銃とナイフ、鮮血と悲鳴、憎悪と愛情――
わたしたちはもっと怒っていい。
赤く染まった手を取り合って、ただ前に進むだけだ。

チェウォンの喉には十七年間、骨が刺さっている。彼氏のジョンヒョンとの関係に亀裂が生じてから、さらに喉の痛みに苛まれた。ある日、チェウォンの前にぼやけた印象の女テジュが現れる。それ以来、ジョンヒョンへの携帯メッセージで、廃業したリゾートの広告で、その姿を見せ、存在感を増していく。チェウォンはまるでテジュから招待を受けたかのように正体を追跡しはじめる……「インビテーション」

水辺の幽霊「ムル」は、川で退屈な日々を送っていたとき、林のなかを歩いていた「スプ」に出会う。その後、二人はしばしば会いながら静かに心を通わせる。ところが、林を出入りする者たちのせいで、ムルは自分が幽霊になったころに感じていた恨みと怒りに再び包まれる……「湿地の愛」

退勤後、いつものように会社の仲間たちとお酒を飲んで帰ってきた父が、ゾンビになってしまった。ニュースに出てきたゾンビウイルスの一次感染者はすべて殺された。政府が措置法案を設置するまでの間だけでも家で匿おうとするが、すでに人間の理性を失っている父は……「カクテル、ラブ、ゾンビ」

父が母を殺した。わたしは父を殺した。その後、自らを殺してひとつの後悔をした。少しだけ状況が違ったら母を救えたただろうか。そのとき誰かの声が聞こえた。「時間を戻してほしいか?」わたしはうなずいた……「オーバーラップナイフ、ナイフ」

長い間、見過ごしてきた心のなかの深く暗いところにある感情を丁寧に掬い取った、圧巻の4篇を収録。
表題作からドラマ化されたデビュー作まで、韓国の新鋭No.1ホラー作家がいざなう、没入感120%短篇集。



この本には初期の短篇小説が四篇収められています。飾られていない生のままの欲望、一途に物語を追う不器用な愛情が凝縮されています。わたしの書いた物語がより多くの方たちに、垣根なく届いてくれたら、そうして見知らぬ世界に、活字と想像力だけで夢中になれる経験をプレゼントできたらと思います。言語の壁を超えて、ここにこめられた未熟ながらも真摯な心が、日本の読者のみなさまに伝わることを願っています。(「日本語版への序文」より)

内容説明

銃とナイフ、鮮血と悲鳴、憎悪と愛情―。赤く染まった手を取り合って、ただ前に進むだけだ。ドラマ化された鮮烈のデビュー作「オーバーラップナイフ、ナイフ」収録。韓国の新鋭No.1ホラー作家が誘う、没入感120%短篇集。

著者等紹介

チョイェウン[チョイェウン]
作家。2016年に短篇「オーバーラップナイフ、ナイフ」で第2回黄金の枝タイムリープ公募展で優秀賞を受賞し、作家デビュー。KBSでスペシャルドラマ化された。良い話とはなにかについて悩みながら作品活動を続けている

カンバンファ[カンバンファ]
翻訳家。韓日・日韓翻訳講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kanonlicht

48
韓国で人気の作品。ホラー小説と銘打っているものの、読み進めるのが怖くなるような日本的ホラーではなく、どこか幻想的な雰囲気のある4つの短編。なかでも公募展で優秀賞を獲得した「オーバーラップナイフ、ナイフ」はサスペンスフルなタイムリープ物として秀逸。本国でドラマ化されたというのも納得。表題作もいい。ゾンビといえど安易にパニック展開にせず、家族の物語にフォーカスしたところが面白いと思った。2025/02/21

にゃにゃころ

22
ホラーといっても、日本のホラーとは全然違ってた。ひとことで言えば韓国らしい作品。激しいけど、おどろおどろしさはなくて、愛が大きい。特に家族愛。あとゾンビ愛も。ほんと、ゾンビ好きだよねー。「湿地の愛」はファンタジーで、全然怖くないどころか、ほっこり。いちばん良かったのは「オーバーラップナイフ、ナイフ」 すべてが繋がった時は時は「えっ!? そういうこと!! 」って衝撃を受けた。韓国ドラマもストーリーが複雑で、いろいろ凝っているけど、よくこんなの書けるよねー。発想が凄い。楽しませてもらいました。2025/02/03

二人娘の父

12
2025年読了第2作。韓国文学界の新進気鋭(古い表現!)作家のホラー小説。ジャンルとしてはホラーなのだが、含まれる要素、そこから感じ取れる社会的な視野はさすがの韓国文学である。ミソジニー、家父長制、ジェンダー、パンデミック…などなど。そうした現実的な基盤、土台があるだけに、物語の恐怖感は増幅される。2025/01/02

ケー

9
ホラー味もあれば、ファンタジー味もあり、SF味もある1冊でいくつものジャンルを味わえる結構贅沢な短編集。個人的には最後の「オーバーラップナイフ、ナイフ」が好み。2025/01/16

おおかみ

9
著者の創作の原点は『ロング・ラブレター~漂流教室~』だという。それもあってか、奇想天外でありながらも安心して読めるような、どこか懐かしい感覚がする。新機軸に次々と挑むJホラーに親しんだ身からすると尚更。とはいえ収録の4篇の着想は変幻自在で器用さに感心する。一方で男尊女卑や自然破壊に対する強烈なカウンターが通底しており、このパンチ力は韓国文学ならではの魅力だ。ホラーの書き手も育っているのだから、隣国のカルチャーはまだまだ発展しそう。2024/12/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22145906
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品