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出版社内容情報
ARMYと哲学の入門書として押さえておきたい一冊!
BTSは哲学する音楽家といえるだろう。美しい音楽とダンスに心を奪われた人たちは、自分の部屋で深く考え、詩を咀嚼し、気づきを得る。音楽を聴くたびに、そんな特別な「思惟の時間」を与えるのだ。(「本文」より)
初期の曲に耳を傾け翻訳しながらあらためて驚いたのは、この本がその後、大ブレークし世界的トップスターに駆け上がるBTSの本質を突いた予言書であるということだ。(「訳者あとがき」より)
* * *
BTSの音楽を聴いた人たちは、こんなふうに証言する。
「BTSがわたしの人生を変えました」
「絶望のどん底で誰にも慰めてもらえなかったとき、BTSの音楽を聴いて耐えました」
「目を背けてきた自分の姿をしっかり見つめ、愛すべきだと感じました」
「夢をあきらめるなという歌詞は何度も聞いたことがあるけれど、こんなに心に響いたのは初めてです」
BTS の音楽の最大の価値は、ひとりひとりが輝くようにという思いが込められ、自分の宇宙を見つけられるように導くパワフルなメッセージと哲学が存在することだ。
夢への挑戦と実現、よりよい世の中について考える視点、善き人になりたいと感じさせるメッセージ。これらを時にストレートに、時に詩人のように美しく伝える。
本書では、BTS の思想にもっとも近いと考えられるニーチェからヘーゲル、ハイデッガーなどに至るまで、さまざまな哲学者の思想とBTSの音楽、パフォーマンス、ミュージックビデオなどに込められたメッセージをひも解く世界的にも先駆的な本である。
また、BTS が他のアイドルグループと一線を画す理由について、成功の公式という観点ではなく、どのような「違い」を追求したのか考察する。
内容説明
なぜ世界はBTSに熱狂するのか。痛みを希望に変えて発信するZ世代のリーダー。ニーチェ、ヘーゲル、ハイデッガー…etc.彼らの音楽とパフォーマンスを哲学から読み解く!
目次
1 社会のために(消費社会;N放世代、君の責任ではない ほか)
2 自分の夢のために(夢に向かって憧れの矢を撃て;違いは一生懸命やること ほか)
3 青春のために(独立;絶望と癒やし ほか)
4 芸術のために(「わたしたち」という新しいアイデンティティ;対話の芸術 ほか)
著者等紹介
チャミンジュ[チャミンジュ]
韓国で生まれ育つ。輝きながらも声を発することのない現象やモノ、人々に対して関心や愛情を抱き、文章を書きはじめる。哲学とデザイン学、美学、経営学に興味をもち、文学と美術、音楽と建築をはじめ、さまざまな実用芸術を愛している。弘益大学でオンラインでのイメージを利用したコミュニケーションに関する論文で美術学博士号を取得。西洋哲学者の理論をオタク文化で解釈し、オタク文化の価値と意味を熟考した努力の結晶である『オタクと哲学者たち』を2021年に出版
桑畑優香[クワハタユカ]
翻訳家、ライター。早稲田大学第一文学部卒業。延世大学語学堂、ソウル大学政治学科で学ぶ。「ニュースステーション」のディレクターを経てフリーに。多くの媒体に韓国エンターテインメント関連記事を寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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