内容説明
トヨタを最強にした、「原価企画」の全貌がわかる!なぜ、トヨタは独り勝ちできるのか?トヨタの「原価低減」のすべてを明らかに!
目次
第1章 トヨタの仕事の基本―原価を意識して「付加価値」を生みだす
第2章 トヨタの原価低減の進め方―商品別の原価を洗いだして他社の原価を推定する
第3章 トヨタの設計開発チームのつくり方―自工程完結の仕組みとチーフエンジニアの役割
第4章 トヨタの原価企画の進め方―原価企画にトヨタの原価低減のすべてが凝縮
第5章 トヨタのムダ取り―工夫とカイゼンの徹底で「原価低減」の仕上げをする
第6章 トヨタの大部屋方式の効果と進め方―「見える化」すると人は「原価低減」を意識する
著者等紹介
堀切俊雄[ホリキリトシオ]
豊田エンジニアリング株式会社代表取締役。九州大学工学部航空工学科卒業、名古屋工業大学大学院修了、産業戦略修士。1966年にトヨタ自動車株式会社に入社。以後、国内生産ラインの工程設計・設備計画・TPS(Toyota Production System:トヨタ生産方式)などに従事。1979年以降は、東南アジア、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、ポルトガル、中国などの海外工場の生産ラインの工程設計・設備計画・TPSに従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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岡本
62
弊社も導入しているTPSを推奨している会社の代表が書いたトヨタ式原価低減方法を解説する一冊。トヨタが如何に原価に向きあってきたのかが書かれている。弊社もこのくらい徹底的に進めれば収益向上に繋がるんだろうか。2016/12/07
なるうお
7
私はホワイトカラーとして電機製造業で原低業務を行っている。やっていることはさほど変わらない印象だが徹底度が違うんだろうな。原価企画はトヨタ程徹底できておらず積み上げ原価になってしまっている。まずはここを変えないと。日常業務では「ムダどりは各業務を分解していくこと」は参考となった。電機業界は既にコモディティ化が進みモジュラー開発で苦戦を強いられている。自動車業界は今はインテグラル開発かもしれないが、EV普及によりいずれモジュラー化するだろう。これから日本自動車業界は生き残っていけるのか。注視したい。2017/11/10
もりの
6
大企業だから出来るんだ、と思わずに、中小企業であっても本書に書かれているところ意識するようにしていけば、少しずつ効果が現れるはず。目標をみんなで意識すること。2022/02/12
naolog
4
図書館にて。製造業界の技術者として気になって手に取ったものの、あまり役立つことは書いてないですね。本業のコンサル依頼が無くなるからそらそうか。資料はトヨタ用語が混じっておりそれなりに信憑性があるものの…。それとも既に自分には原価企画の能力が備わっているのだろうか。2022/06/29
purupuru555
4
とりあえず流し読み。本書を参考にしつつ現場に生かしていったり、実行の合間合間に読み返したりするのに適した書籍だと思う。2021/05/30