内容説明
マイナンバー制度導入でも税金の取立ては変わらない!?経費処理に領収書はなくてもOK、社長個人の通帳は提出を拒否できる、調査を早く終わらせようなんて愚の骨頂など、賢い戦い方がわかる本。
目次
1 マイナンバー制度導入で税務署は何を狙っているのか(「マイナンバーで丸裸」はまだ先?―税務署や年金事務所がどこまで本気になるかは未知数;「預金付番」こそが国税の宿願である―怪しい預金名義人やその関係者はすぐに調査対象に;マイナンバーで税務調査はどう変わる―税目を超えた調査や行政指導が増えると想定される ほか)
2 税務署と税務調査の実態はこうなっている!(調査官は意外とトラブルを避けたがる―納税者や税理士からのクレームを恐れる理由とは;調査官は「取ってナンボ」だから逆に…―「年収の3倍の追徴」が“売上目標”とされている;件数のノルマをこなすので手一杯―追徴税額ではなく調査件数がクリアすべき当面のノルマ ほか)
3 税務調査をかわす対策をすべて教えます!(任意調査は自分の都合を優先してよい―調査官は日程調整では納税者にかなり配慮している;無予告調査は延期しても構わない―無予告調査も通常の税務調査と同じ任意調査の一環;調査では承諾した行為以外は認めない―調査官が勝手に資料を見たときは抗議する ほか)
著者等紹介
松嶋洋[マツシマヨウ]
元国税調査官・税理士。2002年東京大学卒業。金融機関勤務を経て03年4月に東京国税局に入局、法人税等の税務調査・審理事務に従事。社会正義を貫く、という使命感をもっての入局であったが、数多くの不公平を目の当たりにして失望。在職中に税理士資格を取得し、退官することに。07年に企業税制研究所(現日本税制研究所)に入所。主任研究員として各種セミナー講師を務めたほか、出版業務も担当。さらに、法人税制の研究にも従事する。09年、都内大手税理士法人入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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