情報モラル教育―知っておきたい子どものネットコミュニケーションとトラブル予防

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情報モラル教育―知っておきたい子どものネットコミュニケーションとトラブル予防

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  • サイズ A5判/ページ数 120p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784760826698
  • NDC分類 375
  • Cコード C3037

出版社内容情報

情報モラル教育や道徳に関する発達理論を概説し、子どもをとりまくソーシャルメディアの実態をふまえた指導のありかたを紹介する。情報モラル教育や道徳に関する発達理論を概説し、子どもをとりまくソーシャルメディアの実態をふまえた指導のありかたを紹介する。

はじめに

理論編
1章 児童生徒のSNS利用と友人関係との関連 ――情報モラル教育を始める前に  若本純子
はじめに:なぜ大人は子どものSNS利用を嫌がるのか
1節 インターネットとSNSの歴史:大人と子どものギャップの根底にあるもの
(1)インターネットの始まり:1990年代 ネットは一部の人たちのもの
(2)インターネットが急速に普及しSNSが台頭:2000年代 日本では携帯メールの流行も
(3)SNSが全盛に:2010年代 誰もがインターネットの時代
2節 子どもたちはなぜSNSにハマり,トラブルに陥るのか
(1)SNS利用の主目的は親しい相手との楽しいやりとり
(2)SNSの交流では,親しさと密着が加速する
(3)SNSの使い分けが進んでいる
(4)SNSトラブルの背景:親しい友人との楽しいつながりを優先
3節 児童生徒のSNS利用とコミュニケーション・友人関係との関連
(1)「やさしい」友人関係とSNSコミュニケーションとの連動
(2)「親密さ」や「関係」の意味が変容している
(3)SNS時代における子どもの発達のゆくえ
4節 情報モラル教育の実施における留意点

2章 学校における情報モラル教育  原田恵理子・森山賢一
はじめに
1節 学習指導要領における情報モラル教育とカリキュラム・マネジメント
(1)新学習指導要領と情報モラル教育
(2)「カリキュラム・マネジメント」と情報モラル教育
2節 情報モラル教育が重要とされる背景
3節 情報モラル教育の充実化
(1)「情報モラル」とは
(2)「情報モラル教育」の充実化への転換
(3)学校内外の教育活動全体で行われる情報モラル教育
1)情報モラル教育と人権教育
2)情報モラル教育と道徳教育
3)情報モラル教育と教育相談
4)情報モラル教育と家庭・学校・地域社会
(4)情報モラル教育におけるコミュニケーション力の重要性
さいごに

3章 道徳性の発達とネット社会に求められる教育  渡辺弥生
はじめに
1節 道徳的な感情を培うために
2節 モラルについての思考を育てるには――認知発達理論から
(1)規則についての理解
(2)自己中心性からの脱中心化
(3)公正さの概念の獲得
(4)道徳的な推論の重要性
(5)道徳か慣習か,はたまた個人の問題か
3節 思いやる行動を獲得するために――道徳的行動の獲得
(1)行為の再解釈
(2)因果作用のあいまい化
(3)結果の無視や歪曲
(4)被害者の位置づけ
4節 ネット社会での道徳性を磨く予防教育・開発教育
(1)道徳についての理論を知ること
(2)日常生活での遊びの大切さ
(3)効果のある教育実践に取り組むこと
(4)ネット世界だからこその留意点

エビデンス編
4章 「ネットいじめ」の特徴 ――従来のいじめとの比較から見えてくるもの  西野泰代
はじめに
1節 いじめの背景にあるもの
(1)いじめはなぜ「仲間内」で起きるのか
(2)「つながり依存」
2節 ネットいじめとは
(1)ネットいじめの特徴
(2)従来のいじめとの関連
(3)ネットいじめを予測する要因
(4)いじめ加害経験について対面上とネット上では関連する要因が異なるのか
3節 ネットいじめの予防と介入
(1)個人の脆弱性への支援
(2)モラル教育への示唆
さいごに

5章 LINEを活用した情報モラル教育 ――児童生徒のLINE利用とトラブルに関するエビデンスをふまえて  若本純子
はじめに
1節 子どものLINE利用の実態
(1)LINEの機能とコミュニケーションの特徴
(2)児童生徒のLINE利用の実態
2節 子どものLINEトラブル
(1)トラブルに関する質問項目
(2)トラブル遭遇率
(3)トラブルの関連要因
3節 LINEを活かす情報モラル教育
(1)「SNSトラブルはフツウのこと」になる前に予防教育として実施する
(2)導入段階においてLINEは有用な教材になりうる
(3)一次予防と二次予防の2段階で実施する
(4)子どもの現実とLINE上の世界は地続きであることをふまえて,トラブルに介入する
(5)目の前の相手とのつながりばかりを追求することが,トラブルを生んでいることに気づかせる
(6)おしゃべりを「やめる」方法をともに考え,共有させる
(7)「無料」の意味に気づかせる

6章 情報モラル教育の実際 ――ネットいじめに対するSSTの実践  原田恵理子
はじめに
1節 国内外におけるさまざまなネットいじめに対する取り組み
(1)国外におけるさまざまな取り組み
(2)国内におけるさまざまな取り組み
2節 ネットいじめに対応する心理教育プログラムを活用した道徳教育
(1)道徳教育におけるSSTの意義
(2)ソーシャルスキルトレーニング(SST)
(3)チームで行う継続的実施によるネットいじめを含むSST
 1)実践例
 2)組織と支援体制
 3)実践の工夫
 4)実践による学校の変化
3節 ネットいじめの対応に向けた心理教育の定着のポイント
さいごに

資料

西野泰代[ニシノヤスヨ]
著・文・その他/編集

原田恵理子[ハラダエリコ]
著・文・その他/編集

若本純子[ワカモトジュンコ]
著・文・その他/編集

内容説明

子どもが安心安全にネットコミュニケーションを活用できるようになるために。

目次

理論編(児童生徒のSNS利用と友人関係との関連―情報モラル教育を始める前に;学校における情報モラル教育;道徳性の発達とネット社会に求められる教育)
エビデンス編(「ネットいじめ」の特徴―従来のいじめとの比較から見えてくるもの;LINEの特性を活用する情報モラル教育―児童生徒のLINE利用とトラブルに関するエビデンスをふまえて;情報モラル教育の実際―ネットいじめに対するSSTの実践)

著者等紹介

西野泰代[ニシノヤスヨ]
広島修道大学健康科学部教授

原田恵理子[ハラダエリコ]
東京情報大学総合情報学部准教授

若本純子[ワカモトジュンコ]
山梨大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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U-Tchallenge

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GIGAスクール構想により、1人1台端末が整備された。それまでも子どもたちはデジタル機器所有していたが、今や誰もがデジタル機器を所有していることとなった。そこで出てくるのがデジタル機器を介したトラブル。トラブルが起こるから使わせない、禁止にしよう、となりがちである。しかし、これからを生きる子どもたちにとってデジタル機器は切手も切れない存在であろう。そうならばより良い使い方を考える必要がある。ということで、情報モラル教育の重要性がより増す。情報モラル教育に取り組む前に是非とも目を通しておきたい一冊であった。2022/02/01

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