アスペクト文庫
世界の「下半身」経済のカラクリ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784757222595
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0133

出版社内容情報

下半身が動くと、なぜ世界は潤うのか。人間の奔放な下半身がおよぼす世界経済への影響を、気鋭のエコノミストが分析!

下半身が動くと、なぜ世界は潤うのか。人間の奔放な下半身がおよぼす世界経済への影響を、気鋭のエコノミストが分析!

内容説明

快楽としてのセックスが社会に抑圧された結果、金銭を伴うセックスが産業として成立した。そのセックスという視点から世界経済のカラクリ、つまりセックスビジネスのマネーの流れをつかむことで、各国の売春産業の市場規模、先進国と後進国の下半身経済によるつながりの構造までが見えてくる画期的な一冊である。

目次

第1章 開発途上国にとってセックス産業は重要な外貨獲得手段
第2章 日本のセックス産業
第3章 日本で売春婦として働く外国人女性
第4章 世界各国のセックス産業
第5章 アジアのセックス産業
第6章 セックス産業をどうするべきか?

著者等紹介

門倉貴史[カドクラタカシ]
エコノミスト・BRICs経済研究所代表。1971年神奈川県生まれ。95年慶應義塾大学経済学部卒業後、銀行系シンクタンクの研究員となり、日本経済研究センター、東南アジア研究所(シンガポール)へ出向。02年に生保系シンクタンクに移籍し、経済調査部主任エコノミストとしてアジアやBRICs諸国についての論文を数多く発表。06年にBRICs経済研究所代表へ就任。09年5月、台湾の国際フォーラムでノーベル経済学賞受賞のポール・クルーグマンと講演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

磁石

22
日本のコンドームは薄い。アメリカでの避妊はピルが主だが、日本ではコンドームだったので、快適な使用感を追求した結果。SM嬢の一人あたりの月収は70万円ほど、全国で140億/年間で1680億円。日本人は弱M傾向らしいので、通常のセックスワーカーさん達より儲けれるのかもしれない。ラブホテルは年間4兆7千億円売り上げている大事業。もうドイツのように「セックス税」を作り、その利益のご相伴に預かりながら公的に保護すれば、万年財政難からすぐさま脱却できそう。マフィアとかも自然消滅させられるし一石二鳥だろう。2017/06/17

ふろんた

20
風俗業界の市場規模について試算しているが、首都圏以外は供給過剰で、ここまで大きくないんじゃないかなあ。理美容業界の倍以上とも取れるが、そんないくのか?2017/04/09

桜子

13
タイトルにカラクリとあっても、昔から下半身と経済は相思相愛であり今更感なんですけれど、笑。大金が動く循環を国が合法化さえすれば市場規模は跳ね上がり、景気回復の一助どころか安定税収の維持にも繋がります。加えて、地下組織(合法化で徹底的に国の管理下に置く)が潰れていく好循環も生じます。ドイツ、オランダ等の西側は導入しています、日本においても抜け穴のない法整備と公序良俗に極端に反しなければ導入には賛成です。2018/03/16

あんこ

12
「下半身」とは性産業のことで、国内・世界の性産業についてデータから経済規模を試算したり、現状の解説があるきちんとした本です。国内関係も最近の風俗について解説も多く、著者は取材だけでなく潜入調査をしたんだろうか?と考えちゃう(笑)。しかし、一番ビックリしたのが表紙の一番左の図。1991→2011の約20年間で国内出荷量が半減!してること。少子化対策の本丸はここではないだろうか。2016/05/25

こーこ

10
セックス産業を数字で考える本。前半は日本のセックス産業について、後半は世界での話。非合法な部分を数値化しているため、大半が算出された推定値だけれども、人間の欲望って、お金になるんだな。。。と、ヒシヒシと感じる一冊。2013/11/16

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