中央線がなかったら―見えてくる東京の古層

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中央線がなかったら―見えてくる東京の古層

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  • サイズ A5判/ページ数 223p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784757143012
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0025

出版社内容情報

東京・中央線沿いの街々を古地図や地形図を片手に歩く。近代の産物である中央線を視界から取り去り、東京の隠れた魅力を発見する。

東京・中央線沿いの街々(中野、高円寺、阿佐ヶ谷、国分寺・府中、日野)を、古地図や地形図を片手に歩く。近代の産物である中央線を視界から取り去ってみると、武蔵野、多摩地域の原構造がくっきり浮かびあがり、眠っている古代、中世の要素が見えてくる。東京の隠れた魅力を発見する、新しい東京論へのアプローチ。

巻頭カラーマップ(3D地形図)
巻頭対談(陣内+三浦)
第一部 中野・杉並編(中野/高円寺/阿佐ヶ谷)
第二部 多摩編(国分寺・府中/日野)

【著者紹介】
1947年生まれ。法政大学デザイン工学部建築学科教授。著書に『東京の空間人類学』(ちくま学芸文庫・サントリー学芸賞受賞)、『イタリアの街角から』(弦書房)などがある。

内容説明

『東京の空間人類学』の陣内秀信と、郊外論の第一人者三浦展が組む、新たな東京論。近代の産物である「中央線」を視界から取り去ると、武蔵野・多摩地域の原構造がくっきりと浮かびあがる。古地図を手に、中野、高円寺、阿佐ヶ谷、国分寺・府中、日野を歩く。地形、水、古道、神社、商店街などがチェックポイント。中央線沿線の地形がわかるカラーマップも掲載。楽しくて深い、新・東京の空間人類学。

目次

マップ
対談 近代以前の東京の原形を探る
第1部 中野・杉並編(新宿~中野―青梅街道から中央線へ移動した軸;高円寺―前近代の宗教地域から近代軍事都市へ;阿佐ヶ谷―聖域・湧水・古道・河川・釣り堀から読む地域構造)
第2部 多摩編(国分寺~府中―いにしえの東京を探しに、古代武蔵の中心をめぐる;日野―用水路を軸とした農村、宿場から鉄道中心のベッドタウンへ)

著者等紹介

陣内秀信[ジンナイヒデノブ]
1947年生まれ。法政大学デザイン工学部教授(建築史)・中央区立郷土天文館館長。イタリアを中心に地中海世界の都市研究・調査を行い、また、江戸東京学の牽引者である。『東京の空間人類学』(1985年)でサントリー学芸賞を受賞

三浦展[ミウラアツシ]
1958年生まれ。社会デザイン研究者。カルチャースタディーズ研究所代表。家族、若者、消費、都市、郊外などを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bapaksejahtera

13
JR中央線を西に向かい東中野辺りから日野までを範囲とする地誌或いは散歩案内の趣がある。明治22年中央線の原型「甲武鉄道」敷設以来、江戸の近郊農村地帯だったこの地域は、鉄道線によって分断され、経済活動・社会生活にそれ以前とは大きな変化を生じた。杉並中野では、それまで善福寺川や桃園川及びその支流伏流水を主要な資源とする生活が、地縁意識を含め鉄道施設に大きく影響を受ける事となった。本書の記述は、多摩地域に至るや書題の中央線による撹乱に言及することはないのがやや拍子抜けではあるが、手軽な散歩資料として好著である。2021/12/25

onasu

12
中央線沿線に住む歴史好きには、中々にうってつけの、おもしろい本です。読み終える前に日野を訪ね、水の郷も実感してきました。  中央線と言えば、東京西部の大動脈ですが、これは当然、鉄道ができてから。  その前、江戸時代なら、甲州街道や青梅街道。甲州街道沿いの京王線沿線の方が栄えていた。更に前、武蔵国となると、府中を基点とした南北のルート。各地に名前の残る鎌倉街道なんかもそうです。  曲がりながらも続き、古くからのお米屋さんや何軒かお店屋さんのある小路。そんな道が古道だったりする。街歩きの楽しみが増えました。2013/05/16

夜梨@灯れ松明の火

12
図書館。実家が中野で、私も20年以上生活していた土地。とても興味深く読みました。そういえば、小学生の時、「私たちの中野」だったかな?そんな社会科の授業があって、桃園とか、犬屋敷(生類憐みの令)とか、習った記憶がよみがえり懐かしかったです。府中にある大国魂神社の暗闇祭りも、そんなに立派なお祭りだったとは!今度行ってみたいです。競馬の帰りに(^_^;)2013/03/09

讃壽鐵朗

4
大学教授による高級散歩案内2016/03/25

むとうさん

4
現代の地図を見るとどうしても鉄道が存在感を持ってしまうけれど、歴史をひも解くには川や旧街道に注目すると面白いんだよという本。印象に残ったのは堀之内・高円寺周りと府中。特に府中は国分寺界隈と絡めて考えたことがなかったのでなるほどと。地形的に多摩川と台地で守りの要にしやすかった云々という話だけれど、ではなぜ家康が江戸城を今の位置につくったのか、という疑問がわいてくるね。今府中と言えば競馬場のイメージが強いけれど、昔から馬のイメージが強かったとは。あと小金井市民と武蔵野市民はキレていいと思う笑。2013/07/21

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