出版社内容情報
東京・中央線沿いの街々を古地図や地形図を片手に歩く。近代の産物である中央線を視界から取り去り、東京の隠れた魅力を発見する。
東京・中央線沿いの街々(中野、高円寺、阿佐ヶ谷、国分寺・府中、日野)を、古地図や地形図を片手に歩く。近代の産物である中央線を視界から取り去ってみると、武蔵野、多摩地域の原構造がくっきり浮かびあがり、眠っている古代、中世の要素が見えてくる。東京の隠れた魅力を発見する、新しい東京論へのアプローチ。
巻頭カラーマップ(3D地形図)
巻頭対談(陣内+三浦)
第一部 中野・杉並編(中野/高円寺/阿佐ヶ谷)
第二部 多摩編(国分寺・府中/日野)
【著者紹介】
1947年生まれ。法政大学デザイン工学部建築学科教授。著書に『東京の空間人類学』(ちくま学芸文庫・サントリー学芸賞受賞)、『イタリアの街角から』(弦書房)などがある。
内容説明
『東京の空間人類学』の陣内秀信と、郊外論の第一人者三浦展が組む、新たな東京論。近代の産物である「中央線」を視界から取り去ると、武蔵野・多摩地域の原構造がくっきりと浮かびあがる。古地図を手に、中野、高円寺、阿佐ヶ谷、国分寺・府中、日野を歩く。地形、水、古道、神社、商店街などがチェックポイント。中央線沿線の地形がわかるカラーマップも掲載。楽しくて深い、新・東京の空間人類学。
目次
マップ
対談 近代以前の東京の原形を探る
第1部 中野・杉並編(新宿~中野―青梅街道から中央線へ移動した軸;高円寺―前近代の宗教地域から近代軍事都市へ;阿佐ヶ谷―聖域・湧水・古道・河川・釣り堀から読む地域構造)
第2部 多摩編(国分寺~府中―いにしえの東京を探しに、古代武蔵の中心をめぐる;日野―用水路を軸とした農村、宿場から鉄道中心のベッドタウンへ)
著者等紹介
陣内秀信[ジンナイヒデノブ]
1947年生まれ。法政大学デザイン工学部教授(建築史)・中央区立郷土天文館館長。イタリアを中心に地中海世界の都市研究・調査を行い、また、江戸東京学の牽引者である。『東京の空間人類学』(1985年)でサントリー学芸賞を受賞
三浦展[ミウラアツシ]
1958年生まれ。社会デザイン研究者。カルチャースタディーズ研究所代表。家族、若者、消費、都市、郊外などを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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夜梨@灯れ松明の火
讃壽鐵朗
むとうさん