内容説明
未来に向かってまっしぐらだった時代に生まれた、渋く、艶っぽく、自由なデザイン。手仕事も工業製品も光る、魅惑的なビルの世界。釉薬たっぷりのタイルや角丸の窓、カッコイイ塔屋、愛嬌のあるサイン、らせん階段…etc。
目次
1 いいビル20選(浪花組本社ビル;輸出繊維会館 ほか)
2 いいビルの見どころ(タイル;窓 ほか)
3 いいビルの使い方(鉄道広告社ビル;タツタビル ほか)
4 いいビルと人(丹平ビルをめぐる物語;左官屋の三代目社長 ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
66
1950年代半ばから1970年代の初めにかけての大阪のビル紹介本。いわゆる近代建築とは違いモダニズム建築の20のビルが選定。それ以外にタイル、窓、階段など見所も紹介され面白い!著者の一人に『大大阪モダン建築』の高岡伸一もいて内容は折り紙つき。著者BMCがビルマニアカフェというのもおしゃれ(^^♪2013/01/27
sin
57
仕事柄、細部に関心がいくので階段とか金物とかサインとかはいつのまにか眼に留めているのだが肝心のハコの方は意識していないのが日常だ。自分にとってハコは景色の一部分でしかないためだろうか?それともこだわりがないせいでどれも同じに見えているのだろうか?しかしこの写真集に納められたハコ達の何と凛々しい姿形!やっぱ、愛情を持ってファインダーを覗くとその愛着までネガに焼き付けられて、こうして無粋な一読者の前にまで届いてくるものだろうか?ビルを見る目が一変する写真集です。これは2015/02/01
旅するランナー
55
大阪難波のカフェ「OSARU COFFEE」の本棚にあった本。大阪の心に残るデザインのビルを紹介している。ウルトラセブンのロケに使われそうな、1950-1970年当時から見た未来の設計・形状・意匠が、今見ると、どこか懐かしく微笑ましい微妙なバランスを保って存続している。歴史遺産として残していってほしい。2018/11/27
ホークス
37
2012年刊。大阪の「いいビル」の写真集。1950〜70年代築のビルを内部まで撮っている。階段が素晴らしい。限られたスペース、安全性、実用性を満たしてなお美しい。大型船のような螺旋階段、舞台に続くような大階段、様々な素材を使った幾何学的デザイン。外観から建築家の狙いを想像するのは楽しい。構造の凸凹、バルコニーや窓の配置、タイルや金属やガラスブロックのニュアンス。時々大阪らしいケレン味も感じる。賑やかな通りの純喫茶アメリカンは店構えがキラキラと美しい。子供の頃とても入りたかったけど結局入ってない。2025/06/15
booklight
34
大阪の1950年代~70年代のいいビルを集めた写真集。この時期は競うようにオーナーが凝ったビルを作っていたのか、ビルの設計から外装内装建付け家具まで建築家がデザインしている。浪花組本社ビル、輸出繊維会館新館の設計者として村野藤吾の名も。階段の手すりやカウンターデスクまでデザインされた空間にうっとりする。小さ目なビル・リバーセンターやフジカワビルなどの控えめながら全体が素敵にまとまっている感じが、建築独特のよさを感じる。BMCによるあくまで好きなビルを集めただけの写真集で権威を感じさせないのもまたよい。2024/07/06
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