内容説明
何が20世紀の「日本」を構成したか。文学・歴史・社会を横断する言説研究の最先端。グローバルな視野に立つ気鋭による共同研究。
目次
1 ネットワーク・言説・メディア(スキャンダル・ジャーナリズムと「法」の支配―『万朝報』のある「姦通事件」記事について;明治三十五年・ツーリズムの想像力 ほか)
2 家族・読者・文学(「家庭小説」と読むことの帝国―『己が罪』という問題領域;『金色夜叉』の受容とメディア・ミックス ほか)
3 ことば・ハビトゥス・イデオロギー(“文”と“声”の抗争―明治三十年代の「国語」と「文学」;作文教育のディスクール―「日常」の発見と写生文 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
gorgeanalogue
2
「……われわれが試みようとしているのは、文化の背景や周辺の研究ではない。……事実を〈事実〉として成り立たせている言説の秩序、〈事実〉たらしめている政治性を論じようというのである」(高橋修「あとがき」)。少女小説、言文一致、作文教育など、取り上げられるテーマも興味深いものだが、今となっては現代思想の用語で粉飾したつまらない論文も散見。中山昭彦「文と声の抗争」が面白かった。2018/02/09
あなた
1
文学研究に一陣の突風をまきおこしたリベラル文学研究集団による挑発。それにしてもオールスターだよね。高橋修っていうコーディネーターがえらいと思う。2009/07/06




