感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかね@心理学
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"精神分析療法の観点からみた場合、本書は精神分析の技法書ではない。いや、むしろ技法書または技術書なるものは精神分析療法には成立し得ないというのが本書の立場である。なぜならば、技術と呼ばれるような、治療者だけが意のままに行なう働きかけは、精神分析療法の実際にはあり得ないからである。" 精神分析の深い部分をようやく知ることができた。用語は知っていたが、それがどう利用されるのか、どこが重要なのか。読めばわかる。精神分析は人間味と暖かさに溢れていた。機械的なものではない。……エビデンスは別として。2014/12/29