内容説明
補聴器はうるさいばかりで肝心のことばがはっきりしないとよくいわれる。本書はこのような難聴者に、ことばがよくわかる補聴器を装用させる方法を簡略に記したものである。本書は著者が10年来行っている方法を述べたものである。欧米の方法とは考え方が違うが単純であって、定めた目標に合う補聴器の選択を間違わなければ、よい効果をあげることができる。
目次
前編 フィッティングの進め方(難聴と補聴器;補聴器と難聴;フィッティングの目的;フィッティングの方法 ほか)
後編 フィッティングの詳細(補聴器の変遷;補聴器装用の前に;補聴器を通した聞こえの不満;補聴器装用に関して決めること ほか)
著者等紹介
大和田健次郎[オオワダケンジロウ]
1917年岩手県盛岡市に生まれる。1941年慶応大学医学部卒(耳鼻咽喉科学)。1963年東京学芸大学教授(特殊教育研究施設)。1981年東京学芸大学名誉教授。1989年補聴総合研究振興会会長
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