出版社内容情報
テロリズム、金融危機、気候変動にともなう環境破壊……、21世紀の最初の四半世紀において、人類は未だかつてない危機に直面している。「人新世」に代表されるような自然と人間の関係を巡る「存在」の問題、市場と国家、負債と倫理を巡る「経済・政治」の問題、科学技術やバイオテクノロジーの進展を含み込む広義の意味での「アート」の問題。「存在」「経済・政治」「芸術(アート)」という大きなテーマにおいて、時代の変化とともに新しい知の在り方が、今日求められている。なかでも人類の文化や社会、それをとりまく環境世界との関係を探求し続けてきた「人類学」もまた、変化を遂げつつある。
本書は、哲学、政治学、心理学、言語学、霊長類学、考古学、精神分析、民俗学、環境人文学との対話を続けながら、21世紀の次の四半世紀に向けて新たな「人文学」を構想しようとする、現代人類学の「思想」と「実践」を追った、50項目の「読む」キーワード集である。
01.再帰人類学 02.レヴィ=ストロースの構造主義 03.存在論をめぐる論争 04.パースペクティヴィズム 05.今日の民族誌 06.今日のブリコラージュ 07.対称性人類学 08.アニミズム 09.自然/人間 10.人新世など、全50項目
奥野 克巳[オクノ カツミ]
編集
内容説明
テロリズム、金融危機、気候変動に伴う環境破壊…地球規模の危機が迫る今、新たな知の在り方が求められている。人類の存在そのものが危ぶまれる現代の諸問題に対して、人文・社会科学にはいかなる応答が可能なのか。今日的課題に挑む、現代人類学の思想と実践を迫った50項目の「読む」キーワード集。
目次
再帰人類学
レヴィ=ストロースの構造主義
存在論をめぐる論争
パースペクティヴィズム
今日の民族誌
今日のブリコラージュ
対称性人類学
アニミズム
自然/人間
人新世〔ほか〕
著者等紹介
奥野克巳[オクノカツミ]
1962年生まれ。立教大学異文化コミュニケーション学部教授
石倉敏明[イシクラトシアキ]
1974年生まれ。秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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冬佳彰
渡邊利道
ざっきい
まいぺーす
A.S