出版社内容情報
ふしぎな地図をたよりに、魔の山へ分け入る七人の勇者の活躍を描いた冒険ファンタジー。オーストラリア最優秀児童図書賞受賞作。 小学校中学年~中学生
内容説明
リンの村を流れる川が、かれてしまった。このままでは家畜のバクシャーもみんなも、生きてはいけない。水をとりもどすために、竜が住むといわれる山の頂きめざして、腕じまんの者たちが旅立った。たよりになるのは、魔法をかけられた地図だけ。クモの扉、底なし沼、そして恐ろしい竜との対決…。謎めいた6行の詞を解きあかさなければ、みんなの命が危ない。
著者等紹介
ロッダ,エミリー[Rodda,Emily]
1948年シドニー生まれ。シドニー大学で英文学を学ぶ。本書で’93年度オーストラリア最優秀児童図書賞を受賞。本名のジェニファー・ロウ名で大人向きミステリーも書いている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
103
リンの村の家畜バクシャー係のローワン。竜が住む山をめざし旅立つ。最後に頼りになるのは臆病なローワン。風景は人によって思い浮かべる土地が違うかもしれない。北欧を思い浮かべるか、東北を思い浮かべるか。どんな風景にも合いそうな物語。 第二回本屋のオヤジのおせっかい、中学生はこれを読め!対象作品。 佐竹美保の挿絵が、幻想的な世界に誘う。2008/12/20
ひめか*
18
小学生のときにハマって読んだ。全巻読みましたよ。弱い少年ローワンがシリーズを追うごとに強くなっていくのがいい。その時期、みんなに勧められてハリーポッターも読んでみたけど、私はこっち派です!でも、この本読んでる人の方が少なかったから、ちょっと悲しかった。小学生のみなさん、絶対読むべきです。私も何年かぶりにまた読んでみようかな☆2012/08/05
おはなし会 芽ぶっく
17
第47回青少年読書感想文コンクール課題図書 中学生 読書会【テーマ 出会いと別れ】 冒険の中でいろいろな場面に出会い、相手の考えも理解し成長できる内容。緑豊かなリンの村に住むローワンは、体が小さく、気が弱く目立つことが嫌いです。村の暮らしを支える家畜バクシャ―の世話をしていますが、ある日川が枯れて飲み水がなくなってしまいました。水を取り戻すため、竜の住む魔の山へ行くことになり、ローワンは魔女から自分にしか読めない魔法の地図を渡されたため、一行に入れられました。クモの扉、底なし沼、竜との対決など困難が…。2013/01/22
岬
17
『怖がりながら、きみは危険に立ち向かった。そして、怖がりながら先へと進むんだ。それが本当の勇気なんだよ、ローワン』/ある日村へ水が流れなくなってしまう。六人の勇気あるリン谷の人と臆病者の一人の男の子・ローワンは、危険極まりない山へ原因を探りにゆく。蒼オススメの冒険ファンタジー。面白かった。読んでいる間、ずっと「ローワン頑張れ!」と繰り返していた。応援したくなる主人公っていいよね。2013/04/24
BlueBerry
15
RPGみたいで楽しかった。割とお勧めです♪2013/06/07