出版社内容情報
●内容紹介(版元ドットコムより)
ポジティブ・ディシプリンとは、長期的な目標のもとで子どもの主体性をのばすことを目的に開発された新しい子育て法。年齢別に、子どもとのよくあるやりとりや状況を例示し、ポジティブ・ディシプリンの4つの原則に基づいての対応法を学んでいく。
●目次(版元ドットコムより)
日本語版刊行にあたって
序文
はじめに
このガイドを読んでいただきたい方
ガイドの構成
第1章 長期的な目標を決める
第2章 温かさと枠組みを与える
温かさを与えること
枠組みを示すこと
第3章 子どもの考え方・感じ方を理解する
0~6カ月
6~12カ月
1~2歳
2~3歳
3~5歳
5~9歳
10~13歳
14~18歳
第4章 課題を解決する
0~6カ月
6~12カ月
1~2歳
2~3歳
3~5歳
5~9歳
10~13歳
14~18歳
第5章 ポジティブ・ディシプリンで対応する
Step1 自分の目標を思い出す
Step2 温かさと枠組みを意識する
Step3 お子さんの考え方・感じ方を考える
Step4 課題を解決する
Step5 ポジティブ・ディシプリンで対応する
0~6カ月
6~12カ月
1~2歳
2~3歳
3~5歳
5~9歳
10~13歳
14~18歳
その他の場面について
まとめ
あとがき
note
産後うつ
赤ちゃんが泣くとき
親の気分
子どもの目線で確かめること
親の怒り
1~2歳児に訪れる「いやだいやだ」の時期
子どもが怖がるとき
子どものかんしゃくについて
手やベルトで叩くこと
子どもが遊びをやめ、違う行動に移るということ
批判の言葉
子どもが怒っているとき
●本書より(版元ドットコムより)
日本語版刊行にあたって――読者のみなさまへ
本書『ポジティブ・ディシプリンのすすめ』は、ジョーン・E・デュラント博士の「Positive Discipline: What it is and how to do it」の全訳です。原書は私たちの姉妹団体であるセーブ・ザ・チルドレン・スウェーデンより発行され、これまでカナダ、韓国、ニュージーランドなど世界15カ国で活用されています。
核家族化、子どもにとって有害な情報の氾濫など、家族と子どもを取り巻く環境は大きく変化し続けています。さらには、都市化により地域の子育て力が低下していると言われ、子育てやしつけに自信をもてない親が増加しているとの報告もあります。急速な社会の変化の中、子育てという偉大な仕事をしているわけですから、悩みをかかえたり、自信をなくしたりするのは無理もないことです。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、子どもたちの健やかな成長を支えるみなさんの一助になれればとの思いから、日本でも本書を刊行することにいたしました。
セーブ・ザ・チルドレンは、国連「子どもの権利条約」の基礎を作った組織です。すべての子どもが子どもらしく生きることができる「子どもの権利」を実現するために、世界中の子どもたちとともに迅速かつ継続的な生活の改善を目指し、活動しています。「子どもの最善」のために尽くすという姿勢は、発足から90年という歴史を通じて貫かれているものです。創始者ジェブは、「私たち大人がすべきことは、子どもの手のひらに、自分自身を救うための手立てを置くこと」と言っています。本書はそうした歴史と経験に裏付けられた知識と知恵、そして世界的ネットワークを活用してできあがりました。子どもの発達についての研究、効果的な子育て法についての研究、そして子どもの人権の理念を基礎として確立された新しい子育て理論にのっとっています。この理論はいま、世界の潮流となりつつあります。
私はセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの事務局長をしていますが、5歳の息子を育てる父親でもあります。子どもとの生活は楽しい半面、悩みも尽きないものです。時に、息子が言うことを聞かないことに腹立たしくなることもあります。そんな私が本書『ポジティブ・ディシプリンのすすめ』に出会い自身を振り返ったとき、これまでの行動の裏にある息子の思いが「なるほど、そうか」とわかるようになった気がしました。
このガイドは、子どもへの寄り添い方を教えてくれます。それは強制でもなければ、甘やかしを推奨するものでもありません。子どもの幸せ、家族の幸せ、そして未来のため、どのようにすれば子ども自身がもつちからをのばすことができるかということです。子育てやしつけにおいて、「こうすればこうなる」という魔法のようなものはないと思います。子どもが100人いれば、その100倍以上の方法があると思います。重要なことは、子どもにどう寄り添うか、特に問題に直面している子どもにどう声をかけるか、私たち親の姿勢が問われているのではないでしょうか。本書を読み演習を進めることで、その姿勢を身に付けることができるはずです。
子どもの誕生を心待ちにしているみなさん、子育て中のみなさん、そして保育や教育などに従事される専門家のみなさんなど、子どものもつちからを信じそのちからをのばしたいと切に願う方々のお役に立てるものと信じています。
2009年5月 社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 理事・事務局長 渋谷弘延
内容説明
手をあげたり、叱ったりではなく。でも、したい放題にさせるわけでもなく。日々の課題に子どもと同じ目線で向きあい、自信とちからをのばしていく。それが「ポジティブ・ディシプリン」の子育てです。
目次
第1章 長期的な目標を決める
第2章 温かさと枠組みを与える(温かさを与えること;枠組みを示すこと)
第3章 子どもの考え方・感じ方を理解する(0~6カ月;6~12カ月 ほか)
第4章 課題を解決する(0~6カ月;6~12カ月 ほか)
第5章 ポジティブ・ディシプリンで対応する(自分の目標を思い出す;温かさと枠組みを意識する ほか)
著者等紹介
デュラント,ジョーン・E.[デュラント,ジョーンE.][Durrant,Joan E.]
児童臨床心理学者。カナダマニトバ大学家族社会学科准教授。大学で教鞭をとる傍ら、カナダ政府の依頼により頻繁に子育てに関する資料を作成。子育て中の親や、子育て支援等に携わる専門職向けの講演会やワークショップを世界各国で実施している。2003年に、国連事務総長の指示により実施された世界的調査「子どもに対する暴力」の研究諮問委員会で委員に選出される
柳沢圭子[ヤナギサワケイコ]
上智大学外国語学部英語学科卒。翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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