内容説明
一刻も早く、そして一人でも多くの支援を実現するため短期間に多くの学生を安全に被災地へ送り込む。この難題に取り組んだ早大ボランティアセンター、通称WAVOCおよび早稲田大学の教職員たちによる試行錯誤と創意工夫の軌跡。
目次
プロローグ 三.一一直後のWAVOC混乱期
第1章 WAVOC式震災ボランティアマニュアル(学生震災ボランティアの心得一〇か条;学生たちのリスクマネジメント;現地派遣までの業務分担づくり;学内の「支援チーム」をどうやってつくったか;参加者全員の気持ちを束ねる「事前講習会」;ボランティアに手を挙げた外国人学生への対応;ウェブサイト・SNSを利用した体験の発信;現地ニーズの掘り起こしとマッチング;ボランティアを単位化するか)
第2章 震災ボランティアを支えた教職員たちの苦悩と喜び(初めの一歩を阻んだ「八時間ルール」―石巻先遣隊;校友との連携で深まる被災地への想い―気仙沼での活動;現地のニーズと学生の安全のはざまで―気仙沼での活動;音楽ボランティアにできること―宮古での活動;夢と勇気、そして感動を生むスポーツ交流;支援チームに参加して得たもの)
第3章 三.一一前からのWAVOCプロジェクトは震災とどう向き合ったか(早大生による福島高校生の学習支援―封じられた声を聞く;農漁村の復興を目指して―インド農村から東北農村へ)
エピローグ 悩みながらのボランティア派遣
著者等紹介
岩井雪乃[イワイユキノ]
早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(以下、WAVOC)助教。学部卒業後、青年海外協力隊としてタンザニアへ。WAVOCではアフリカゾウによる獣害問題に取り組んでいる。博士(人間・環境学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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