出版社内容情報
権力抗争の坩堝と化した日本。条約諸国は内戦の行方と権力の変遷をどのように注視し関わったのか。国際法に従った戦争遂行や政治秩序の再編、大奥の対応、キリスト教政策など、国際的状況下の内戦の姿を照射する。
内容説明
権力抗争の坩堝と化した日本。条約諸国は内戦の行方と権力の変遷をどのように注視し関わったのか。国際法に従った戦争遂行や政治秩序の再編、大奥の対応、キリスト教政策など、国際的状況下の内戦の姿を照射する。
目次
1 世界史のなかの戊辰戦争(国際法のなかの戊辰戦争;フランス・ジャーナリズムと戊辰戦争;ロシアから見た戊辰戦争;ドイツ公使から見た戊辰戦争―蝦夷地と内戦の行方をめぐるブラントの思惑)
2 戦争と政治(維新政府による旧幕藩領主の再編と戊辰戦争;軍事同盟としての奥羽越列藩同盟―会津藩・庄内藩・小藩・飛び地;静寛院宮・天璋院の行動と江戸城大奥の消滅;戊辰戦争下のキリスト教政策;戊辰戦争の歴史叙述)
著者等紹介
奈倉哲三[ナグラテツゾウ]
1944年、東京都生まれ。1983年、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。跡見学園女子大学名誉教授、文学博士(1990年、東京都立大学)
保谷徹[ホウヤトオル]
1956年、東京都生まれ。1987年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学史料編纂所教授
箱石大[ハコイシヒロシ]
1965年、岩手県生まれ。1993年、国学院大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。東京大学史料編纂所准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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