牛車で行こう!―平安貴族と乗り物文化

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牛車で行こう!―平安貴族と乗り物文化

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  • サイズ A5判/ページ数 176p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784642083188
  • NDC分類 682.1
  • Cコード C1021

出版社内容情報

古記録などから、乗り降りの作法、車種の違い、動力=牛の性能など、失われた日常生活を豊富な図版とともに再現。その魅力に迫る。

内容説明

平安貴族が用いた牛車とは、どんな乗り物だったのか。乗り降りの作法、車種の違い、動力=牛の性能、乗車マナーなど、失われた日常生活を豊富な図版とともに生き生きと再現。1000年前のカーライフから読み解く平安貴族社会と都市文化。

目次

第1章 車を選ぼう(車種と身分・階層;牛車の身分規制 ほか)
第2章 牛車で行こう!(では、乗り込もう;車を走らせよう ほか)
第3章 歩くか、乗るか?(歩く貴族;輦車宣旨と牛車宣旨 ほか)
第4章 ミヤコを走る檳榔毛車(檳榔毛車と何か?;檳榔毛車の作法 ほか)
第5章 一緒に乗って出かけよう!(女房たちの同車;同車に表れる人間関係 ほか)
第6章 廃れたからこその牛車(廃れる乗車文化;牛車研究の金字塔『輿車図考』 ほか)

著者等紹介

京樂真帆子[キョウラクマホコ]
1962年兵庫県に生まれる。1992年京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了(単位取得退学)。現在滋賀県立大学人間文化学部教授。京都大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さつき

65
王朝文学にはつきものの牛車についての手引書のような作品。牛車に様々な車種があり、身分に応じて乗車する車が違ったことなど、思いもよらない内容で面白かったです。通常は四人乗りで使用するところをみると、私が漠然とイメージしていたより、ずっと牛車は大きいようです。誰かと同乗する際の上座下座が決まっていたことも面白いです。源氏物語や枕草子などの物語も牛車のあれこれを理解すると、より世界観がわかりやすくなりそうです。2017/12/23

澤水月

51
源氏の六条御息所の車争いキモは敢えて身分低い者用の車で高貴な正体隠したため軽んじられ、更に他の低身分の者が威容誇示に借りてきた人員の後ろにまで追いやられたから屈辱増してたのか!目鱗。木曽義仲は乗降作法誤り800年笑われる…!単に移動手段でなく富と身分と奢侈欲でせめぎ合い。女房連が車から十二単の煌びやかな裾出す風情は何とダテ裾!着てない見せ用裾をぶら下げていた衝撃…。雨宿り用スペースに止めた牛車で側に宿直者いるのにこっそりカー●クの和泉式部!仲悪くても同車仲良しアピの政治術も…また古典読み返したく。2017/09/10

よこたん

50
“都市に生きる人々の視線は道行く車に注がれ、車種や車体の飾りなどを値踏みし、車のなかにいる人の権勢を推し量る。” 時代は違えど、乗り物で格好つけたい見栄張りたいは同じなんだなあ。題名や目次にそこはかとなく香るファンキーさとは裏腹に、面白いけどかなり専門的で熱く語られている牛車アレコレ。檳榔毛車(びろうげのくるま)、漢字テストに出ても多分書けないけど読めるようにはなった(笑) 牛車のマナー知らずで笑われる木曽義仲、他人事じゃないかも。平安貴族はヘナヘナしてるイメージだったけど、結構な健脚ぶりににビックリ。 2019/06/26

Kouro-hou

48
平安時代の日記や物語から見る牛車の実態を語る本。華やかな平安文化のイメージとして出てくる貴族の牛車は、牛や牛飼童(運転手)の維持費、戦で道が荒れたりと平安末期にはもう衰退していたそうな。江戸時代には牛車って何?状態だったのを源氏物語大好き松平定信が文献などを調査、復元図まで作ってくれたのが現在ドラマ等で見られる牛車の時代考証の元になっているとか。おお。平安文化解説ではお馴染み、藤原実資の「小右記」記述も多数原文解説付きで登場。政敵と一緒に乗って仲良しアピールや密談など平安貴族のカーライフ解説が面白い。2017/10/10

tama

38
図書館本 友人が読んでたので なかなか面白かったです。屋根らしい形態のものを載せてるのは最高級車の唐車だけなのね。それ以外は屋根壁一体構造みたいな形。雨が降ったら雨衣というカバーをかけるところはここらのお祭りの屋台と同じですね。いろいろな話の中でいちばん気になったのは平安宮の大内裏の内裏の紫宸殿まで行くのに数え切れないほどの門があること。一番外側で14、その中の政務をする朝堂に19、お住いの内裏の、名前が書いてある門だけで33!なぜこんなに門を作る!?まさか全部に門番がいたんじゃないだろな?!2017/12/02

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