内容説明
宗達、探幽、光琳…絵画史上に輝く絵師たちの名品はいかに生まれたか。主な注文主であった醍醐寺三宝院門跡に注目し、歴史に埋れた絵師たちとの関係を復元。絵画制作をめぐるネットワークから作品の新たな魅力に迫る。
目次
伏線としての醍醐寺、三宝院義演―プロローグ
1 俵屋宗達「関屋澪標図屏風」をめぐるネットワーク―三宝院覚定と絵師たち(三宝院覚定;三宝院覚定と俵屋宗達;「関屋澪標図屏風」納品の現場 ほか)
2 京狩野の飛躍と光琳・乾山の登場―三宝院高賢と絵師たち(三宝院高賢;狩野素川信政と寿石敦信;京狩野家 ほか)
3 光琳・乾山の制作活動と公家たち―二条綱平と絵師たち(二条綱平;尾形光琳と尾形乾山;狩野永納と狩野永敬 ほか)
三人の注文主と絵師―エピローグ
著者等紹介
五十嵐公一[イガラシコウイチ]
1964年愛知県に生まれる。2007年東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻博士課程修了、博士(文学)。現在、兵庫県立歴史博物館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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