内容説明
文字は、神仏と人間の世界とをつなぎ、また人間どうしもつなぐ。人びとは、祈り・願い・呪い・諸情報を文字に託した。墨書土器、呪符、銭貸の銭文、暦などから、文字が宗教や生活の様々な場面でどう機能していたのかを考える。
目次
1 神と文字(神に捧げられた土器;呪符の機能;古代銭貨の銭文;祝詞の世界)
2 仏と文字(墓碑・墓誌・買地券;造像銘と縁起;護国経典の読経;知識と文字瓦)
3 生活と文字(手紙のやりとり;食器の管理と饗応;長屋王家の生活;告知礼;暦と生活)
著者等紹介
平川南[ヒラカワミナミ]
1943年生。国立歴史民俗博物館教授
沖森卓也[オキモリタクヤ]
1952年生。立教大学文学部教授
栄原永遠男[サカエハラトワオ]
1946年生。大阪市立大学大学院文学研究科教授
山中章[ヤマナカアキラ]
1948年生。三重大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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